「高齢者」と呼ばれるような年齢になると、
健康に何の問題もない人…というのは、ほとんどいないと思います。
みんな、心身に何らかの疾病を抱えているのが普通でしょう。
でも「そういう年齢だ」という事実を受け入れるのが難しいんです。
いつか、何かの本で、
団塊の世代は「自分はまだ若い」と思い込んでいるぶん、
老いの兆しを察知すると激しくうろたえ、気に病む…
という文章を読んで、へぇ、そういうものなのか、と
団塊世代の僕は、マジメに考え込んだことがあります。
「自分はまだ若いと思っているか?」と聞かれたら、僕は、
…ふ~む、そうですね、やはり「イエス」と答えるでしょうね。
年齢は年齢で仕方ないけれど、そんな素直に「老い」は認めたくない。
まあ、老いることは避けられないとしても、「老け込む」のはイヤだ。
そんな気持ちが、常に心の中にあります。
また先日、新聞でこんな記事を読みました。
最近、高齢者の暴力やストーカーのような行為が増えてきている。
それは、全共闘運動も含めて、暴力的というか、
社会に対して激しい行動をしてきた世代だから、
定年退職したからといってそのまま黙って老いたりはしない。
団塊の世代に代表される今の高齢者は若さへの執着が強いんです…
…というような識者の意見が寄せられていました。
ここでも団塊の世代が取り上げられています。
団塊の世代には限らないと思うのですが、
そういう分析が最近は盛んにされているようです。
年を取っていくと当然ながら体のあちこちが弱ってきます。
スポーツクラブのプールで泳いでいる元気な高齢者の人たちも、
「年々身体がしんどくなってきているわ」
と嘆いている人が沢山います。
自分はまだ若い…と思う気持ちと、
体力・気力の衰えをひしひし感ずる気持ちとが、ぶつかります。
今、僕もちょうどその時期に来ているのかな…という気がします。
人はみんな平等に年を取っていくのだ、
…ということは、百も承知なのですが、
それでも、自分に老いの兆しを感じるとショックを受けます。
こういうのを…
老いる(オイル)ショック
…と言うのだそうです。
やれやれ…(なんのこっちゃ)
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