僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

まだ「出所」しておりません 

2022年08月02日 | ズレズレ草

毎日暑いですね~。ほんとに、めちゃめちゃ暑い。
昨日は外から帰って玄関のドアを開けようと取っ手を握ったら、手をやけどするのではないかと思うほど熱くて思わず「あちちちっ」と声を上げてしまいました。
テレビでは繰り返し、「外出を控え、適切に冷房を使いましょう」ということを言っていますが、「特に高齢の方や子供さん方はご注意ください」とも。僕もいつの間にか「高齢の方」の仲間入りをしているようですが、外出はほぼ毎日しています。それにしても、何だか、毎年どんどん暑くなってくるみたいで、これから先、いったい地球はどうなっていくのか心配です。

さて、そういう深刻な問題とは程遠い「どうでもいい話」ですけど
前回、新人社員の会社での電話対応のお笑い話を紹介しましたが、今日は僕自身が実際に経験したことを書きます。

僕は長年(正確には38年間ですが)市役所に勤めていたことは何度も書きましたが、これは僕が市役所に入って10年ほど経った頃の話です。

ある日、まだ勤務が始まる9時前に事務室に電話がかかってきて、市役所に入ってきたばかりの男子職員がその電話に出ました。
電話の相手は、「〇〇さん、おられますか?」と言ったようです。
するとその新人職員は、
「えぇっと、〇〇さんでしたら、まだ出所しておりませんが」
と言ったのです。

出所!? 

周りの者は一瞬顔を見合わせました。
「出所」って、刑務所から出た時に使う言葉ですよね。
つまり「出獄」と同義語です。

「〇〇さんはまだ出所していません」と言われたら、電話の相手は、
「はぁ? あいつ、いつから刑務所に入ってるんや?」
と思ったりしてね(思わないか?)。

それにしても、「出社」はわかりますが「出所」はねぇ~

その新人職員は、学校を出て民間会社に勤めていたのですが、1年で退職し、この市役所に転職してきたばかりだった。
だから会社時代は「出社」と言っていたのだろう。しかし今は市役所務めだから「出社」じゃない。彼は電話を受けながら、「社」を市役所の「所」に入れ替えなければと一瞬思って「出所」と言ったのでしょうね。たぶん。

それで、
電話を終えて受話器を置いた職員に対して、僕は、
「『まだ出所していません』は具合悪いなぁ。その時は『まだ出勤しておりません』と言うんやで」
と伝えたのですが

彼にそう伝えながらも、こみ上げてくる笑いをこらえるのがとても辛かったことを、今でもはっきりと覚えています(笑)。

 

 

 

 

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