NHK大河ドラマ「真田丸」も、いよいよ明日で最終回である。
このドラマ、2年も前から楽しみにしていた。
ワクワクしながら見るはずだったけど、
なんだか、家康にやられっぱなしで最終回に入る感じだ。
幸村は「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」
と呼ばれたほどの猛将のはずだったが、
堺雅人の幸村は、そういう「つわもの」のイメージは薄い。
どちらかと言えば、知略で勝負するタイプのように見える。
昔の「新選組」の山南敬助の役は、理性に訴える隊士で、
堺雅人にはピッタリの役柄だったけどねぇ。
そして真田丸を築いて徳川方をやっつけるシーンもわずかで、
あっという間に真田丸は取り壊されてしまう。
これでは「真田丸」というタイトルが泣く。
前回は、わが町藤井寺の「道明寺の合戦」が描かれていたが、
これも、後藤又兵衛が獅子奮迅の戦いをするのかと思ったら、
いとも簡単に戦死する。これって、あっけなさ過ぎませんか。
道明寺の合戦自体も、チョコッとだけしか出てこなかった。
もう少し劇的に描いてもらいたかった…と見ながら思った。
去年4月のブログ →「大坂夏の陣 後藤又兵衛の碑」
ちなみに、藤井寺市観光ボランティアの会のページです。
そして、明日は最終回だから、幸村が天王寺へ引き返して、
家康の首を狙って突進し、家康に「もはやこれまで」と観念させ、
自害まで覚悟させるほど追い詰めるが、それもあと一歩で失敗。
疲れた体を休めているところを、敵方に討ち取られる…
というシーンで終わり、ということなのだろう。
「見ていてストレスがたまる」と言う人も多いそうだ。
視聴率も、前々回はベスト20にも入らなかった。
「逃げるは恥だが役に立つ」の方がず~っと面白い
…と、ドラマ好きの妻も言っている。
まあ、冒頭に書いたように、家康にやられっぱなしでだからね~
幸村にとっていいところが、ほとんどない。
(史実だから仕方ない…と言われたらそれまでですけど)
しかし、
いつも幸村の作戦に反対する大蔵卿局(茶々の乳母)というのが、
あんなに軍議に口を出すか?
…と首をかしげたくなるほど出しゃばる。
これは、見るからに不自然だ。
と、まあ、ああだこうだと言っているうちに、
明日の最終回を迎えることになった。
せめて、少しは胸のすくシーンのあることを期待する。