僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

「毎日が日曜日」 は退屈か?

2012年05月07日 | 日常のいろいろなこと

ゴールデンウィークも終わり、今日から大抵の人は普通の生活に戻りました。
僕は「毎日が日曜日」だから、連休が終わっても生活はあまり変わりません。

後輩の人たちが「いやぁ、うらやましいですね」と言ってくれたりします。

確かにリタイアして自由な時間が一気に増えるのは魅力的ですね。
ただ、それはやがて退屈に変わる…とも、よく言われることです。

先日もこんな文章を読みました。

 実際に毎日が日曜日だったら、退屈なことだろう。
 時間をもて余すことも時には必要だろうが、それが毎日だと大変である。
 日ごろ働いているからこそ、休息日としての日曜日に価値がある。

…という意見でした。

ま、そういうことも、たしかな意見として受け止める必要があります。

毎日をどう過ごすかによって、つまらなくもあり、楽しくもあるのですから。

日本人は定年後のためにお金を貯めたりするのは熱心ですが、
(まぁ、それもとても大事なことですが…)
心の準備がおろそかになっているのではないか、と言われています。

イギリスにはサードエイジ(第三の人生)の大学が全国にあり、
多くの定年退職後の人たちが学んでいるそうです。

定年後の人生は人生の収穫期であると同時に、自分の限界や不完全さを知り、
再び旅人として歩き出すときでもある、ということで…
それだからこそ、心の準備が必要なのだ…という文章がありました。
これはまだ現役時代に何かの本で読んだのですが、
この部分には感じるところがあったのでメモしておきました。

退職後はすることがなくて困っている、という人は、
現役時代から心の準備が出来ていなかった人ではないかと思います。

僕の知り合いの女性に、その意味ではお手本になるような人がいます。
同じ役所に勤めていた人で、同じ係で仕事をしたこともありました。

彼女は40代後半から、それまで得意でもなかった英語を勉強し始めました。
何事にも熱心な彼女は、仕事が終わると英語の勉強に精を出し、
やがて夜のECCの教室に通い始めました。

ちなみに、僕も退職直前の時期、彼女に紹介者になってもらい、
同じくECCに通ったことがありましたが、尻切れトンボでした。

今年の3月末、職場でいろいろあったようですが、
彼女は、定年まで何年も残して、惜しまれながら退職しました。

聞けばECCのジュニア教室を開講するとのこと。
仕事の傍ら、熱心に努力を積んだことがいよいよ実を結び始めたわけですね。

仕事をやめてもったいない、という声もあったようですが、
中途半端に仕事を続けるのは人生の浪費ですから、
彼女は思い切った決断をした…と僕は思っています。

自分の人生設計をこれほど周到に立て、その目標に向かって、
こつこつと勉強を重ね、着々と実現へと歩む彼女は、
僕にとってもお手本のような存在です。

やはり、幸せな定年ライフを送っている人というのは、
大体40代から助走を始めて、定年後に花を咲かせる、という人が多いですね。

僕の敬愛する上野千鶴子さんの「おひとりさまの老後」という本にも、
そういう人というのは…

「人生半ばにして会社とは距離を置いて仕事と半身で付き合っている」

…と、書かれていました。

もちろん、仕事で手抜きする、ということではありません。
仕事を離れたら何も残らないという人生が淋しいってことですよね。

でも、絶対に何かをしなければならない、ということもありませんよね。
退屈しながら過ごすのも、それなりの楽しみがあると思いますけど。

僕自身のことを言えば…
毎日が日曜日でも、退屈することはありません。

目標も夢もあります。

目標は…

ジョギング、ウオーキングで健康を維持し、
ビールを控えてもうちょっとお腹をへこませて、
英語の勉強を継続し、本ももっともっと読みたいです。

また、モミィに付き添ってエレクトーン教室に行っているので、
最近はエレクトーンも、1日1時間程度練習していますが、
いろんな曲が弾けるようになればな~と思っています。

これが、今のところの僕の目標です。

で、夢は…というと、

フランスで毎年秋に開催されるメドックマラソンに出場することです。

メドックマラソンって何…? という方に説明しますが、
フランスでも屈指のワインの名産地ボルドーで行われるマラソン大会です。

収穫間際の美しいブドウ畑を走ります。
フルマラソンなのですが、普通のマラソンじゃありません。

なんと…

20ヵ所を超える給水ポイントで、ワインが振舞われ、飲み放題なのです。
おまけに生ハム、生ガキ、ステーキ、チーズ、アイスクリームなど、
フランス料理のコースのように食事が提供されます。

これで42.195キロを走り切ろうというのです。

走りながらワインを飲むって、まことに夢物語ですね。
でも、なんとか出たいものだなぁ、メドックマラソン…

そんな体力が残っているのかどうか、甚だ疑わしいですが、
まだ100パーセント諦めているわけじゃありませんけどね~

 

 

 

コメント (1)
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