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シソ科オドリコソウ属

2020年02月22日 | 山野草

オドリコソウ属のオドリコソウ、花は笠を被った踊り子連そのものです。
これまでに見た近隣のシソ科についての整理がようやく今回で終わりになります。
道路脇の陽だまりでは、オドリコソウ属の仲間が花を咲かせる季節になりました。


近隣で見られるオドリコソウ属の見分け方のポイントです。
ハナトラノオは庭植えの花ですが、逸出した株が野の茂みなどでも見られます。


オドリコソウはたくさんの大きな花を輪生に咲かせ、出会いが楽しみな花です。


渓谷で出会ったオドリコソウ、“浄蓮の滝”か! 伊豆の踊子の世界に重なります。


オドリコソウ属のホトケノザ、雑草と一括りにされますが、なかなか粋な花です。


オドリコソウ属のヒメオドリコソウ、山村の畑は春のお花畑仕立てです。


ホトケノザとヒメオドリコソウは生育時期も生育地も似かよっています。
道すがらに何気なく見たのでは“同じ草”にしか見えません。


葉での見分けは、茎上部の葉柄の有無、葉の形と鋸歯の深さです。
また、生育盛期になるとヒメオドリコソウの上葉は赤紫色を帯びます。


萼の毛も異なり、ホトケノザは密生し、ヒメオドリコソウは少なめです。


花が咲ば見分けは容易、花の付き方、大きさ、下唇の濃紫色の模様が異なります。
ヒメオドリコソウに似たモミジバヒメオドリコソウも近隣にあるかもしれません。
ヒメオドリコソウより鋸歯が深く、葉の表面の凸凹が少ないとのことです。

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