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シソ科イヌゴマ属など

2020年02月15日 | 山野草

イヌゴマ属のイヌゴマ、大きな淡紅色の花を咲かせます。
花冠はまさに唇形で、上唇は兜を被ったようにこんもりとしています。


近隣で見られる3属の見分け方のポイントです。
チシマオドリコソウ属のチシマオドリコソウは帰化植物とされています。
近隣での観察記録はあるのですが、まだ出会っていません。


イヌゴマ属のイヌゴマ、茎は直立し7ー8月に花を咲かせます。
似たエゾイヌゴマやケナシイヌゴマとの見分けは、毛に注目です。


イヌゴマ属の茎は4陵で、その陵や葉裏の主脈に下向きの短い刺毛をつけます。


毛の生え方は株によって異なり、この株は茎に開出毛がかなり生えています。
茎の中間から下側は、短い下向きの刺毛でした。


葉の表は無毛、裏は主脈に下向きの短毛のみなのでイヌゴマとしました。


イヌゴマ属のエゾイヌゴマ、遠目にも毛の多さが目立ちます。
茎には開出毛が密生し、葉の両面や萼にもたくさんの毛が生えています。
なお、茎の中間から下側の茎はイヌゴマ同様に下向きの刺毛のみでした。


花冠全体の毛もイヌゴマに比べてかなり多く、上唇の兜の毛が目立ちます。


イヌゴマ属の茎の毛の多少は株によって様々ですので、葉で確認しています。
それでもイヌゴマかエゾイヌゴマかの見分けに迷う株があります。


メハジキ属のメハジキ、画像は植物園の株です。
同属のキセワタが近隣に産すると古い書籍に紹介されております。
図鑑で見たキセワタが印象深く、探していますがまだ見つかりません。
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