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今日は、筑波大学菅平高原実験センター「冬の生き物を観察、氷の滝へ」の日です。
観察のポイントをセンターの技術職員やナチュラリストの皆さんに教えていただきます。
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参加者は応募して抽選に当たった幸運な約30名、私ども夫婦もその仲間に入れました。
雪道を歩くので、準備運動で身体をほぐして出発です。
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歩き始めると、雪の上には動物の足跡が、上がキツネで下がお馴染みのウサギです。
名探偵のつもりで足跡を追い、想像を巡らす雪道散策は楽しいものです。
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2,3人の参加者に1人のナチュラリストの方がつき、丁寧に教えてくれます。
カメラのレンズを改造した拡大鏡を用い、冬芽と葉痕の妙のお話は興味津々です。
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木の幹に張り付いているのは、地衣類の「キウメノキゴケ」というのだそうです。
きれいな空気を好む樹木に着生する地衣類は、大気汚染の指標生物とのことです。
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石の奥にうごめく「ゴマダラウスバカゲロウ」という昆虫を見せていただきました。
温かい時期は石に付いた地衣類の中で擬態しているそうです。
右下画像参照元はhttp://kyoushien.kyokyo-u.ac.jp/matsura/komadara2.htmです。
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雪の上に冬に活動する昆虫「ミヤモトクロカワゲラ」が↓の下にいます。
この時期の晴れた日に活動を始め、産卵のために川の上流を目指すそうです。
右下参照元はhttp://www.sugadaira.tsukuba.ac.jp/weeklyueda/weekly_ueda.htmlです。
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雪の上の木くずは、リスがアカマツの種子を食べた松ぼっくりの食べかすだそうです。
左上が実を食べられ翼だけが残ったアカマツの種子です。(中○はシラカンバの種子)
左下は、通称『エビフライ』といわれる、動物に食べ残された松ぼっくりの芯です。
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アカマツの幹にクマの爪痕がくっきりと残っています。
木の上に稔ったサルナシの実を食べに木に登り、下りる際の爪痕だそうです。
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非公開の滝、『大明神の滝』は結氷した姿で私どもを迎えてくれました。
左の氷瀑が四阿山を水源とする大明神沢の水流、右の氷瀑は近くの湧水とのことです。
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