信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

自然のバランスは?

2011年11月05日 | 動物
春に紹介した美ヶ原の牧場は冬支度の時期を迎えました。




美ヶ原は今年も、訪れた方にいやしと明日への活力を満たしてくれました。
350haの牧場は草の緑も薄れ、
遠くに見える穂高連峰や槍ヶ岳は白くなり、もうすぐ冬がやってきます。




牛たちは里に下ろし、
牧場の草を鹿の食害から守るための電気牧柵も地表に下げて冬支度です。




電気牧柵は2ヶ月ほどは効果があり、牧場内に鹿は入ってこないそうです。
しかし、それ以降はなれてしまい牧柵を跳び越して侵入するそうです。
牧場内には牛の糞以上に鹿の糞が目立ちます。
美味しい牧草を腹一杯食べることができる牧場は鹿にとって楽園です。
お腹を満たした鹿は繁殖力も旺盛になりどんどん数を増してゆきます。




雪に覆われる美ヶ原では冬の食料の一つは樹木の皮です。
モミの樹皮がすっかり剥がされています。




そして、そのモミは二度と葉をつけることができなくなるのです。
生物界の頂点に立つヒトは自然のバランスを保つ責任があるのですが。

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