信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

湯の丸渓流コース無残

2019年11月23日 | 自然

21日に湯の丸渓流コースの19号台風被害状況を見に行ってきました。


東御市内から上ると最初の入口は百体観音の41番の横、ですが、立入禁止です。


大きく回って近づいて見ると、水力発電用の貯水ダムが土砂で埋まっています。
さらに悲しいことに、希少な植物の生育地も埋まったり流されたりしています。
2016年9月10日投稿の「日本固有のスグリ」もこの場所でした。


渓流コースには所沢川本流だけでも10個ほどの丸太橋が渡されています。
41番観音から入り1番目の丸太橋は跡かたなく流されていました。
今年の春までは、橋のわきにはニッコウネコノメの群生地があったのですが。


2番目の橋は高い位置にあったため残っていましたが、3~5番目は無残でした。


1kmほど歩くと車道に出ますが、目の前の52番観音の横から入ります。
入って直ぐの6番の橋も流されておりましたが7~8番目は無事でした。


500mほどで車道に出て最上位のコースは55番観音横から入ります。
ここは「あづき橋」、この付近に五郎丸という年老いたムジナがいたそうです。
雨が降ろうとすると大暴れしたとか、五郎丸がいれば今回も暴れたのでしょう。


9番目の橋の上は流木などで覆われていますが、よくぞ持ちこたえました。


この間も500mほど、車道に出るとそこは60番観音で標高は1500mです。
画像右手に「五郎の滝」がありますが、車道とつながる丸太橋も落ちました。


50番の馬頭観音と大きなシナノキ【森の巨人たち百選(林野庁)】です。
馬頭観音様の功徳の一つは道中安全、渓流コースを楽しめる日が来ますように。
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