信州自由人

のぐケーンのぶろぐ

働きもんの手

2015年11月14日 | 動物

今日14日(土)は朝から雨降りですが、昨日は好天で家庭菜園をスコップで耕しました。
周りのキクやハナビシソウの花には、セイヨウミツバチが蜜を集めて働いています。
穏やかな秋景色の中、スコップの先に突然モグラが見え、ビクッとしました。
そのモグラは獣などに襲われたのか、背中に傷を負い、息絶えておりました。


めったにないチャンス、モグラには失礼と思いながらも、写真を撮らせてもらいました。
画像は右手(右前肢)ですが、厚くて大きく “働きもん” らしいりっぱな手です。
手のひらには指紋はなく、うろこ状の小さな切り込みがたくさん見えます。
鳥の仲間の足にもうろこ状が見えますが、爬虫類からの進化のなごりだそうです。


目も耳も毛に隠れて見えませんが、長い鼻先だけは毛がなく、露出しています。
鼻には地中の振動を感じ取る感覚器官があり、獲物の動きを感じて狩りをするのだとか。
手は横向き、平泳ぎのようなポーズで土をかき崩し、掘った土を後方に送るのです。
この手のかっこうでは、さぞかし地表は歩きにくいでしょう。


後ろ足は推進力として使うので普通に下を向き、しっぽは短い棍棒状です。
モグラは毛の生え方にも特徴があるようで、垂直に立っています。
これは、狭い穴の前進やバックの際、毛がひっかからないためと考えられているようです。
さて、モグラの縄張り範囲は100坪ほどとか、菜園には新たな主がやってくることでしょう。


菜園に残ったトマトの実とヤマモミジの葉が朱色の美を競っています。
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