空の軌跡FC その4
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そしてクローゼ改めクローディア殿下は、遊撃士たちに依頼をする。
女王の救出と王城の開放である。
至難の業ではあるが、ヨシュアはクローゼから地下水路の秘密地図を貰い、そこから王城に侵入することになった。
そして他の遊撃士と親衛隊が正門から強襲し、その騒ぎに紛れてクローゼが操縦する情報部の特務艇でエステルらが空中庭園に強行着陸、女王を救出するという作戦である。
ヨシュア班は、ヨシュア、ジン、オリビエの3名で、地下水路に入った。
ここでは毎回悪戦苦闘するが、今回も迷いに迷い、それでも1.2時間で待機する場所まで辿りついた。
ここのゲーム内マップは全く役に立たず、見ると返ってわからなくなる(笑)
こちらはエステル班で、クローゼ操縦の導力飛行艇での行動となる。
エステルとクローゼ、それにシェラザードは王城内に侵入し、ロランスとの戦いとなるが、ロランスは逃げ去る。
女王の話では、王城の地下には広大な宝物庫があり、そこには「輝く環」という、それを持つものは世界を制することができるとの伝説がある、古代ゼムリア文明の遺物である。
リシャール大佐の真の目的は、リベールの権益ではなく、その「輝く環」だったようだ。
その地下宝物庫には、地下へ行くエレベーターがいつの間にか建設されていたが、突如脈絡もなく現れたラッセル博士により、動かすことができた。
そして、エステルとヨシュア、ラッセル博士、シェラザード、オリビエ、アガット、クローディア姫、ジン、ティータは、そのエレベーターで地下の遺跡へと降り立ったのである。
そこでは探索班と待機班に分かれて、地下遺跡を探索することになったが、その場所に戻ればいつでもメンバー変更は可能であり、まずは、エステル・ヨシュア・ティータ・クローゼというメンバーで探索することにした。
こうして第3層まで到達したが、その空中回廊では、カノーネ大尉とガンドール×2と対決し、倒すとここに基地設営となった。
さらに第四層に進み、ついに最下層まで達っすると、そこからは迷路ではなく、一直線に進むだけである。
この地下迷路は比較的単純で、今回は単に歩き回っているだけで、あっという間に最下層に到達してしまった。
少し先には回復ポイントもあり、ラスボス戦となるが、リシャール大佐らと戦闘、続いてトロイメライというトンデモナンデモ機械と3連戦となる。
しかもその間はセーブも回復も出来ない・・・
ようやく巨大機械を倒すと、今頃になってノコノコとカシウス登場、リシャールにお説教をたれる。
女王聖誕祭ではカシウスから正遊撃士の資格を授与され、晴れて一人前の遊撃士となったのである。
そしてヨシュアはアルパ教授と巡り会い、自身の正体と任務を思いだした。
いや、思い出さされた。
正体とは、蛇の使徒の使徒として、アルパこと白面のワイスマンことゲオルグ・ワイスマンに使われていたこと。
任務とはカシウス・ブライトの行動を伝えること。
・・・・・・・
エステルは空中庭園でハーモニカの音を聞き、近寄るとヨシュアがいて彼の身の上を聞くこととなった。
「昔々あるところに・・・
ひとりの男の子がいました。
しかしその子の幸せはある事件をきっかけに失われてしまい、心が壊れたその子は、心身共に日に日に衰えていきました。
そんなある日、魔法使いが現れ、魔法使いはその子の壊れた心を、貼り合わせつぎはぎをして、自分に都合の良いように作り替えていったのです。
そして心は継ぎ合わされたのですが、その子は暗殺者になっていました・・・
その子は暗殺を続ける内に、只の人殺しから化け物に変わっていったのです。
そしてその子は、ある日魔法使いからある男の暗殺を命じられました。
その男は、女王が統べる小国を、大国の侵略から守った英雄であり、退役後にはこの世で四人しかいない遊撃士となりました。
その男を襲った子供はあっさり敗れ去り、その子を始末しようとした魔法使いの手下は、その男に追い払われました。
それだけではなく、その男は子供を自宅に連れ帰り、一人娘と共に自分の子供として育てたのです・・・
その後、その子は5年もの間にわたり、良い夢を見せて貰いました。
本来ならその子に許される筈のない、素晴らしい夢を・・・
その間、その男のことを逐一魔法使い達に通報しながらね。
しかし,夢は何時か覚めるもの、そして今その夢は覚めました。」
ヨシュアの長い話は終わった。
そしてヨシュアはエステルにハーモニカを渡し、ひとり去って行った。
これにていつも楽しめた空の軌跡FCも完了である。
次回からは空の軌跡SCの予定