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業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その9

2009-04-22 09:58:00 | ノンジャンル
前に「最近のゲームプレーヤーの特徴として、他人の評価を重要視しすぎるというきらいがある」ということを書いたら、何人かの方から賛同の意志を表示していただいた。

第8回のお話しとも絡むのだが、最近、特にこの3.4年の18禁ゲームは萌えとなれば萌ばかり、泣きとなれば泣きばかり、萌へ泣きへと草木もなびく、萌はいよいか住みよいか・・・ パターン化というか、柳の下の泥鰌追いというか、はたまた類型化というか、要は同じ傾向のゲームばかりで、「俺はこれでゆく」という良い意味での自己主張がないように見える。

というわけで、ぶっちゃけていうと最近私がプレイするプラットフォームは、圧涛Iにコンシューマー機が多い。 アルファシステムやfogやアイレムその他のメーカーのゲームだが、いずれもどちらかというとコンシューマーでもマイナーな会社だ。 マイナーな分独自の世界とシステムを構築していて、プレーヤーとしてはやりがいがある。 つまりは現在は18禁ゲームよりコンシューマーゲームの方が、カンブリア紀にけったいな生物がわんさと発生したように、プレーヤーの選択肢が広範囲なのだ。

これが10年程前迄は逆だった。 コンシューマー機のゲームはハード会社の倫理規定(というのか?)にがんじがらめに縛られて、どれもこれもよく言えば健康的、悪く言えば子供だまし、似たり寄ったりのものばかりで、大人にはまるで食指の動かないものばかりだった。 (注 無論例外はある、小島さんや堀井さんのゲームなど)

それに比べて当時(1990年代)のPC18禁ゲームの方は、正に百花繚乱、一騎当千のタレントが咲き誇っていた。 蛭田さんのデジャ2・エル・同級生・ワーズワース、剣乃ゆきひろ(現管野ひろゆき)さんのデザイア・イブ・YU-NOなど、その他小味な作品だが、THE MAN I LOVE・レッドなど、更には黒の断章・ESの方程式・フォアフラッシュ・シネマハウスにようこそ・東京トワイライトバスターズなどの知られざる名作。

タイムスリップものあり、日常的学園ものあり、SFあり、私立探偵もの有り、近未来世界ダーク調あり、大正ホラーものあり、いずれも多種多様な趣向を凝らし、一口に「なになにもの」とさえ言えないような個性的な作品揃いだった。 それに比べて現在は・・・というのは「年寄りの愚痴」。

現在であっても、FATEやひぐらしは非常に個性的な作品であり、それらが高く評価されているのは心強い限りだ。 とはいえ個性的な作品で尚かつ売れる商品は、それ程多くはない・・・ 世のユーザーさまよ、もう少し心を開いてけったいなゲームにも多少の関心を持っていただきたい。 さすれば、あなたのゲームの世界はもっともっと広く深く高く、魅惑に心躍るものになるでありまっしょう。 

♪ 生命短し探せよゲーム サイフの中身の消えぬ間に
♪ コア2デュオの冷えぬ間に 明日のゲームはないものを

とあと僅かしか人生の残されていないHalめは、そのように思うのでありんす。