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業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その4

2009-04-17 10:19:00 | ノンジャンル
又古いゲームのお話し。 1996年にDOS用として発売された、一読これは凄いと唸ったゲーム、それが「YUNO」だ。 (我ながら良く唸る)

この「YUNO」はいわゆるパラレルワールドものだが、空間的な分岐と時間軸での分岐が複雑に絡まり合ったシステムは、これを考えた人は頭がおかしいのではないかと疑いたくなる位、複雑怪奇である。 なにせ攻略本を片手にしながらのプレイでも、今自分がどの時間軸中にあるのか、わからなくなるほど時間軸と空間軸が錯綜しているのだ。 

その錯綜した時間と空間をさばく管野氏の手綱さばきの鮮やかさ、見事さ。 真の天才とはこのような人のことだろう。 独特の軽快な台詞回しとストーリーテリングのうまさを堪能しながら、最後まで一気にプレイできる。 実際後半は分岐も少なく、ほとんどノベルに近い。 

これは憶測だが、本来は後半の異世界編も前半の現代編と同様のスタイルで作るつもりだったのではないか? それがこのスタイルで最後までやるとなると、あまりにも巨大になり、時間的余裕もないことゆえ、あのようなスタイルに落ち着いたのだろう。 個人的には現代編だけで充分満足、異世界編はなくてもかまわない位の感想である。

いずれにしても、この「YUNO」はDOS時代の掉尾を飾る傑作であり、以後もこれを上回るシステムは存在しないのではないか。