2022年2月10日。「戦争は起きない」

　2022年2月10日。ベラルーシ国内各地でロシアとの合同軍事演習が本格的に始まりました。
　予定は20日までです。ロシア大統領と先日協議を行ったフランス大統領は、20日以後ロシア軍がベラルーシから撤収されることを信じたいと話していました。実際にそうなるのか20日以降のベラルーシ国内のロシア軍の動きに注目です。

　ベラルーシ大統領は「戦争は起きないという自信がある。」と発言しました。大統領がこんなことを言うのは何か確たる証拠があって、我々庶民には分かっていないということなのでしょう。
　緊急の徴兵については昨日新しい法律に大統領が署名しましたが。

　
　ベラルーシに亡命した元ポーランド軍人エミル・チェチコは、今日、ポーランド側が不法入国しようとした難民を大量殺害しており、その数は少なくても200人、多くて700人に至る可能性があり、自分自身も1日で20人の難民を殺害したと証言しました。（それが嫌になってベラルーシへ亡命したのでしょう。）
　自分自身も軍の命令により殺人を犯しましたと証言する人の心理とは、どのようなものでしょうか。
　ポーランド側からは、エミル・チェチコはアルコール中毒だったとか麻薬中毒だったとか、母親に家庭内暴力をふるっていたとかの前科がある人物であるという報道もありますが、だから、こんな人がベラルーシでしゃべっていることは信じてはいけません、という意図が隠れているんですよね。でも、そんな前科ありの中毒患者だったような人がそもそも軍隊に入隊できますか？
　この人の証言が真実なら大変な事件で、国際社会も黙っていないでしょう。しかし、今のところユニセフなどが本格的に調査に乗り出したなどといった動きはありません。