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ビャズィンカ村にはヤンカ・クパーラの生家を記念館にして保存しています。
駅からその記念館のほうへ行こうとすると、生誕130周年の日だけあって、民族衣装を着た合唱団がお出迎え。
大変盛り上がっています。
この一本道を下っていくと、生家記念館にまっすぐ行けます。
ウイキペディアによると、ミンスク市内にヤンカ・クパーラ博物館があり、現在に至るまでベラルーシ国内随一の文学博物館となっている・・・となっていますが、これは間違いですね。
このブログでもご紹介したように、マクシム・バフダノヴィチ記念館や、ヤクプ・コーラス記念館もベラルーシ国内にはあります。(みんなベラルーシ文学者です。)
(ミュージアム・・・つまり博物館ですが、人物に関しては博物館ではなく、記念館と訳すほうがいいと思うんですが・・・。)
またミンスク市内にはヤンカ・クパーラ劇場、ヤンカ・クパーラ公園などもあります。
ヤンカ・クパーラの生家記念館はミンスクにあるヤンカ・クパーラ記念館の分館の一つになっており、管理運営されています。
ヤンカ・クパーラ記念館のサイトはこちらです。(英語バージョンもあるけど、ベラルーシ語バージョンのほうが画像が多いですな。)
http://kupala-museum.by/?page_id=308
このサイトの中にビャズィンカの生家記念館についてのページもあります。(私が撮影した画像より、このサイトの画像のほうが分かりやすいのでご紹介します。)
http://kupala-museum.by/?page_id=401
このように生家記念館の中にはヤンカ・クパーラの作品や写真、暮らしていた当時の生活を偲ばせる生活用品などが展示してあります。
中に入ると、玄関のような小さい部屋(ここでパンフレットなどを売っています。)のほか、比較的大きい部屋が3部屋あり、さらに家の裏手にかつて食料保存部屋(と言うより室)として使っていた場所があるという小さい家でした。
実際には同じ村の別の場所にあったのを現在の場所に移築して、記念館にしたそうなので、実際にはすぐそばに家畜小屋などもあったと思われます。
ヤンカ・クパーラは6人兄弟の末っ子として生まれ、家は裕福なほうではありませんでした。しかしもっと苦しい生活をしていた農民が村に住んでおり、この生家の一部屋はある一家(つまり持ち家もないようなもっと貧しい一家)に間貸ししていたそうです。
部屋が3部屋しかないのに、一部屋は他の家族に貸していて、自分たちは8人家族・・・かなり狭苦しかったのではないかと思いました。
ちなみに間借りしていたほうの一家の子孫が生誕130周年に招かれてビャズィンカ村に来ていました。
現在はベラルーシやポーランドで暮らしているそうです。
「わたしのおじいさんから聞いた話では、ヤンカ・クパーラは・・・」
といった話をインタビュー取材で話していました。
何だかすごいですね。自分の先祖が間借りしていた部屋が記念館になって保存されているというのはどんな気持ちなんでしょうか。