ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年3月7日。再び雪。

2021-03-07 | 放射能関連情報

 2021年3月7日、再び雪が降り一面うっすら雪化粧となりました。

 明日は3月8日国際女性デー、しかも今日は日曜日とあって、三連休です。国際女性デーは日本では知名度も低いですが、こちらではひな祭りと母の日とホワイトデーを足して休日にして、前日からイブ状態で浮かれて、臨時の花屋がどっと店開きし、家でも職場でも学校でも男性が女性にお花やチョコレートをプレゼントして、とにかく正月とクリスマスとイースターの次に盛り上がるお祭りなのです。(私の同僚Xさんは、2年前のこの日、彼氏から、オレンジ2個だけをプレゼントされ、花やチョコはもらえなかったので、怒ってすぐにふったそうです。3月8日に女性に花をあげない男は恋人扱いされないのですね。日本でもバレンタインデーに似たようなことが起こりますけど。)

 そして国際女性デーというお祭りを良い機会として、反政府デモが起こっています。現在、服役中で特に女性に対して、「ベラルーシ政府は早く釈放せよ。」と訴えています。

 これはもちろんベラルーシだけではなく、国際女性デーが祝日になっている国でも行われています。

 明日も休日なので、反政府デモ行進が予定されており、チハノフスカヤ氏が参加を呼びかけています。

 

 野党のラトゥシコ氏はメディアのインタービューで、ルカシェンコ大統領が最も恐れているのは国営大企業のストライキであると述べ、ベラルーシ企業への投資をしないでほしいと投資家に訴え、投資そのものができないようになったら、これも現政権に対して打撃になることなどを話しました。

 また野党の調査によると、ルカシェンコ大統領(ちなみにベラルーシ野党は、正式な現在のベラルーシ大統領はチハノフスカヤ氏であるとし、ルカシェンコ前大統領、あるいはルカシェンコ氏と呼んでいます。)は「邸宅」をベラルーシとロシアの各地15箇所に所有しているそうです。

 これらの邸宅をベラルーシ国民に場所と内部を解放して、見学できるようにしたら?とラトゥシコ氏はルカシェンコ大統領に提案しています。

 ロシアではプーチン大統領が建築中とされる通称「プーチン宮殿」がロシアの反体制派運動家のナワリヌィ氏によって、規模や建築費用、内部の様子などが暴露されたので、ベラルーシでも「ルカシェンコ宮殿」15箇所の内部がそのうち暴露されるかもしれません。暴露される前に自分で公開したら、というのがベラルーシ野党の提案なのですが、ロシアに比べると何だか優しいですね。それとやっぱりプーチン宮殿のほうがどこからどう見てもレベルが桁違いに贅沢ですよ。


この記事についてブログを書く
« ベラルーシのコロナウイルス... | トップ | ベラルーシのコロナウイルス... »

放射能関連情報」カテゴリの最新記事