ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年3月15日。ウクライナ侵攻から385日目

2023-03-15 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年3月15日。
 今日はベラルーシは憲法記念日です。しかし祝祭日ではなく、平常通りみんな仕事をしています。
 ミンスクは今朝、とても蒸し暑く、その後みぞれが降り続けています。雪がだいぶ溶けてあちこちに水溜りができています。

 ベラルーシ大統領のイラン訪問ですが、テヘランでイランの最高指導者ハメネイ師、ライシ大統領と相次ぎ会談し、貿易、農業、文化などの包括協力文書を交わしました。テヘランへの直行便も再開することが決定しました。ロシアがベラルーシを通じ、イランに一段の軍事協力を求めたのではないかという推測もありますが、どうでしょうか。
 ともかく話し合いは大事ですよ。

 ロシア国防省は今日、ロシア国防相がアメリカ国防長官と電話で会談したと発表しました。アメリカ側からの提案で行ったものだとしていますが、詳細は明らかにされていません。
 14日の黒海上空を飛行していたアメリカ空軍の偵察用の無人機にロシア軍の戦闘機が妨害を行ったうえ衝突し、無人機が制御できなくなり海上に墜落させたとい問題を巡っての話し合いだったようです。双方の意見が食い違っていますが。

 ベラルーシ国境警備隊がウクライナとの国境地帯に掲げた屋外宣伝ですが、そのうち一つをベラルーシ側が撤去したとウクライナ側がSNS上で伝えています。

 14日から15日にかけて、ミンスクのオクチャブリスカヤ地下鉄駅で、緊急事態省とミンスク地下鉄の合同演習が行われました。
 非常事態が起こったことを想定した訓練です。
 地下鉄車両のうち2両に激しい煙を伴う火災が発生し、負傷者や意識不明の重態者も出たという想定です。1000人の乗客の誘導避難ができるかどうかなどを訓練しました。
 真夜中過ぎ、ミンスク中心部の十月広場に20台以上の消防車と救急車と100人以上の救助隊が到着し、シュミレーションに従って救援活動の訓練を実施。
 その結果、短時間でこのような事態に対処、避難誘導できることが分かりました。地下鉄テロが起きても大丈夫ですね。
 これからベラルーシの各地でテロを想定した避難訓練が数多く実施されそうです。