ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年3月12日。ウクライナ侵攻から382日目

2023-03-12 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年3月12日。

 ウクライナ国境警備隊が、ベラルーシとの国境地帯にロシア兵士のダミー人形を設置し、ワレーラという名前をつけました。ただ、この人形は絞首刑にされているようにぶら下げられているそうです。

 対抗するかのようにベラルーシ当局は、ウクライナとの国境にあるいくつかの検問所に、わざとウクライナ語で書いた屋外広告を設置しました。
「我々(ベラルーシ人)はウクライナが真の占領者が誰なのか知る手助けをする」と書いてあり、さらに虫眼鏡のイラストがあり、その中にアメリカ国旗が描かれています。


 ウクライナ大統領は10日、ロシアの呼称を「モスコビア」に変更するかどうかの検討をシュミハリ首相に命じました。検討着手に必要な規定の2万5000人分の署名が集まったことを受けての検討です。しかし、実際に変更されてもこの呼称を使用するのはウクライナ領内、そしてウクライナ人だけだと思われます。
 日本もロシアからモスコビアに変更する必要はありません。
 そして、今日、ロシア外務省報道官は、このウクライナ大統領の指示について、批判しています。当然ですね。


 モルドバで今日、エネルギー価格の高騰に抗議する野党支持者ら数千人がデモを行い、親欧米のサンドゥ政権の退陣などを求めました。
 モルドバの首都キシナウで行われた抗議デモは親ロシア派野党の呼びかけのもと数千人が参加し、3か月分のガス代や電気代を政府が負担するよう要求しました。
 デモ参加者らは親欧米のサンドゥ政権の退陣などを求めていて、一部が警官隊と衝突し、これまでに50人以上が刃物などを所持していたとして拘束されています。
 サンドゥ大統領は先月、ロシアがモルドバの政権転覆を企てていると公表。今回の抗議デモについて、モルドバ当局は「ロシアの情報機関がデモを通じ、不安定化を図っている」と警戒しています。

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