ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年9月19日。ウクライナ侵攻から209日

2022-09-19 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年9月19日。
 ベラルーシは寒い日が続いています。

 ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは今日未明にロシア軍のミサイルが南ウクライナ原発から300メートルの地点に着弾したと発表しました。
 今度は南ウクライナ原発ですか・・・。
 この攻撃で同原発と外部電源を結ぶ送電線3本の接続が遮断されました。原子炉は3基とも通常稼働しているそうです。


 ベラルーシ大統領は、80人以上の元軍人と検察庁職員の階級を剥奪する法令に署名しました。
 犯罪行為を犯したためと説明しています。


 ハルキウ州警察幹部は18日、SNSで、ロシア軍が撤退するまで設置していた拷問用施設で、スリランカ人7人(男性6人、女性1人)が長期間拘束され、労働を強制されたり、爪をはがされたりする虐待を受けていたと明らかにしました。
 そもそも、どのような理由でウクライナに滞在していたのか分かりませんが、5月に州都ハルキウへ徒歩で脱出しようとしたところ、検問所でロシア軍に拘束されたそうです。頭に袋をかぶせられ、拷問施設に連行。
 清掃員として労働を強要され、男性2人が爪をはがされるなど暴行を受けました。ウクライナ軍が領土奪還後、全員、地元警察に保護されました。
 ウクライナに住んでいる外国人もこのような憂き目に会うのですね・・・外国で暮らしている私としてはもしここで戦争が起こったら、自分の身に同じようなことが起こるかもしれないと不安になります。

(後記です。このスリランカ人はヘルソンの医大生だったと後で知りました。どう考えても戦争に参加していたとは思えない人たちなのに拷問を受けていたなんて・・・。またロシア兵士が英語ができず、意思疎通もままならなかったそうです。ということは、ウクライナの医大で外国人留学生用に英語で授業を受けている人たちですね。)

 
 私は知らなかったのですが、カナダのロシア大使館に何者かが火炎瓶を投げつけたという事件があったんですね。
 今日、ロシア外務省はカナダ大使に厳しく抗議すると伝えました。


 閉まっていたミンスク市内のH&Mの店舗が一時的に開店しました。
 割引などのセールはなし。それでも買い物客の長い列ができました。今後、ベラルーシから完全撤退するのかどうかもはっきりしていません。