ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年9月3日。ウクライナ侵攻から193日目

2022-09-03 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
  2022年9月3日。

 チェチェン共和国の首長、カディロフ氏が辞任すると発表。長く首長の座に居続けた、しばらく休みたい、それは無期限とか、ビデオメッセージで話しています。
 何があったのか? ちょっと前まで、ウクライナなんてもうすぐ落とせるとか、小馬鹿にした発言をしていたのに・・・。実はロシア大統領からやめさせられたとか、やめさせられる前に自分からやめると言ったとか、ロシアに勝ち目がなさそうなので、逃げることにしたとか、いろんな憶測が飛んでいます。
 今後の戦局に影響が出そうです。

 
 軍兵士を増強させる予定のロシア。しかし、かなり実現は難しそうです。
 ロシアは国鉄職員1万人を兵士にする計画を立てているようです。今、鉄道関係で仕事をしている人はどう思っているのでしょうか。こんな方法で数だけ兵士を増やしても強い軍隊になるわけないです。
 それに今は21世紀。軍人の数が少なくても強力な武器を持つほうが効果的では・・・と思います。
 ともかくこの調子だと、各方面の企業に「あんたの会社からは○○人差し出せ。」と人数を割り振って要請してきそうです。企業が国営だったら、断れません。ベラルーシにも割当の人数が通達されそうで、その可能性は十分あります。何のためにわざわざ極東地域で合同の軍事演習をしているのか、と言われたら、反論できません。
 

 ベラルーシ農業大臣によると、今年のベラルーシの食料輸出は、初めて80億ドルに近づく可能性があるそうです。去年は67億ドルに達していたので、この予測が当たれば、食料輸出が大幅に伸びたことになります。つまり輸出利益が増えるので、ウクライナ侵攻の影響で食料高騰、いや食糧危機が起こる?と世界が心配している中で、ベラルーシは勝ち組になりそうです。ただこの予測が当たるかどうか分かりません。また利益を求めて輸出しすぎて、国内で初期両不足が起きる可能性もあります。

 
ドネツク州内で昨日、ロシア側による3日の攻撃により民間人4人が死亡し、2人が負傷しました。ミコライウ州知事は4日、州内の民家をロシアが3日、ミサイル攻撃し、子ども1人が死亡、子ども3人を含む4人が負傷したと発表しました。


 チェルニーヒウ市内で武器の展示会を開催していたところ、展示されていたグレネードランチャーを見学していた子どもが触ったら稼働。爆発を起こし、2歳から12歳の子供4人を含む5人が負傷しました。特に2歳の子どもは重症です。
 こんな事故で死にたくないです。どうして稼働する武器を子どもが大勢集まる展示会場に展示するのでしょう。おそらく事前のチェックミス?と思っていたら、主催者側(領土防衛軍の軍人)が安全装置を外していたようです。
 もう武器などに近づかないほうがいいですよ。チェルニーヒウ市議会は、この展示会に対して正式な許可を出しておらず、開催通知さえも受け取っていないと話しています。ウクライナ軍が主催者ということになっているのですが、軍から市に通達していなかったんでしょうか。