ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者45万1740人。死者数3513人

2021-08-06 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年8月6日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は451740人になりました。1日の新規感染者数は1295人です。前日より増えましたが、新規検査数も18491件で増えたので、この数字ですね。
 
 死者数は3513人です。

 445890人が回復しました。

 738万件を超える検査数となりました。
 

2021年8月6日。コーチの資格剥奪

2021-08-06 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年8月6日、IOCはツィマノウスカヤ選手に帰国を強制したとして、同国コーチ2人の大会参加資格証を剥奪したと発表しましした。このコーチ陣が東京五輪に参加し続けたら、他の陸上選手にまた迷惑をかけるかもしれないからです。
 コーチ二人は不服申し立てができるので、それが通る可能性もありますが、もうオリンピックも終わりかかっていますしね・・・。
 すでに選手村からは退去したそうです。このまま帰国するのではないでしょうか。
 (と書いた後すぐに、こちらのニュースで「すでに帰国の途上にある」と報道されました。)
 帰国後、ベラルーシ五輪委員会から相当な処分を受けて、ベラルーシチームのコーチの資格も失うと思います。

 ツィマノウスカヤ選手はウクライナからポーランドに入国した夫と無事、再会。

 IOCのバッハ会長が今回の件について調査を続行しており、ベラルーシ五輪委員会とも競技中であることを発表。さらには調査の結果次第では、ベラルーシ五輪委員会に制裁を発動すると述べました。
 
 ベラルーシの五輪委員会も帰国したコーチから事情を聴取したうえで、IOCと話し合い、もしベラルーシのコーチや選手に対して差別があれば、ベラルーシの五輪委員会は守ると発言しました。
 IOCがベラルーシのコーチや選手を差別? と思われた方もいるでしょう。これはベラルーシ五輪委員会にIOCが制裁を発動することを指しているように思われます。また、やはりベラルーシ五輪委員会は自国民を守る姿勢であることを、国民にアピールしないといけない(そのほうが国民からの指示が得られる。)と思っていることの表れでしょう。

 一方でそもそもの発端となった陸上3選手に規定通りのドーピング検査をさせていなかったトレーナーは、これからベラルーシの五輪委員会から厳しく処分されると思います。

 
 今度はベラルーシからポーランドへ難民が大量不法入国です。
 ベラルーシ政府は否定していますが、国ぐるみでイラクなどからの難民を隣国に不法入国させていると、各国から非難されています。
 これが真実すると、ツィマノウスカヤ選手とその夫に人道ビザを出せるほど余裕があるんだったら、難民もポーランドでどんどん受け入れたらよい、という考えに基づくものです。
 
 逆にリトアニアには昨日はたった二人しか不法入国がありませんでした。
 リトアニア側が鉄条網を張り巡らした結果が出ているのか、ベラルーシがリトアニアに入国させようとしていた難民をツィマノウスカヤ選手亡命に関連して、ポーランドのほうへ向けることに決めたのか、あるいは最近リトアニア国境警備隊が暴力を奮ってまでも、不法入国者をベラルーシ側に押し戻し始めた(死傷者が出ています。)ので、難民たちからリトアニアに行きたくないという要望が出たか・・・いろいろ予想されます。

 ベラルーシとイラクの間で飛行機のフライトが増発されたのに、昨日急にフライトの欠航が中止されました。

 8月4日に死亡が確認されたイラク国籍の男性ですが、すでに遺族が見つかり、昨日、5日には遺族が二人遺体の引き取りのためベラルーシ入りしました。在ベラルーシ・イラク大使も立ち会いましたが、この3人の様子がものすごく怒っている感じでした。
 ベラルーシ側の検死官によると、全身に30箇所の打撲傷があり、凶器は警棒である可能性があるそうです。
 イラクとリトアニアの関係が悪化しそうですね。 

 ベラルーシとポーランドの関係はすでに悪化しています。
 モロジェチノ市のポーランド人協会会長が所在不明になりました。

 

 

広島への原爆投下から76年

2021-08-06 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 今日、広島に原爆が投下されてちょうど76年となりました。
 平和記念式典でまた祈りの日となりましたね。

 私は2日連続で、ベラルーシの小学生と折り鶴を作り、原爆の話、主に子どもを対象としているので、いわゆる「サダコの千羽鶴の物語」も話しました。
 このワークショップをずっと続けているのですが、ベラルーシはコロナ禍であっても、大勢集まるイベントを行ってよいことになっているので、今年は去年よりもずっと参加者が多いです。

 ワークショップの際、ロシア語の折り鶴の歌を聞いたりもしているのですが、ふと「サダコの千羽鶴の物語(被爆者の佐々木禎子さんが発病し、治癒を願って千羽鶴を折り続けたこと)」はどれぐらいロシア語圏(ソ連)で広がっていたのか気になりました。
 調べてみると、さまざまなことが分かってきたのですが、私自身いろいろ思うことがあり、またロシア語圏での日本文化の広がりに関心のない日本人が多いことも理解できますので、この「ベラルーシの部屋ブログ」ではなく、のブログ上で調べて分かったことを投稿することにしました。もし関心のある方がおられましたらお読みください。

 ベラルーシでは、広島原爆投下のこの日付のためなのか、ベラルーシ原発関連記事がネットに載りました。
 ベラルーシ原発を稼働させて発電するだけではなく、使用済み核燃料を核爆弾の材料にしようとしているのではないかという疑惑の記事でした。
 あくまで疑惑であって、そういう方向にベラルーシ政府が突き進んでいるわけではありません。
 ベラルーシが核保有国になるとまたヨーロッパの勢力分布のバランスが変わっていくのは当然です。今後どうなるのか注視していかないといけません。