2021年8月6日、IOCはツィマノウスカヤ選手に帰国を強制したとして、同国コーチ2人の大会参加資格証を剥奪したと発表しましした。このコーチ陣が東京五輪に参加し続けたら、他の陸上選手にまた迷惑をかけるかもしれないからです。
コーチ二人は不服申し立てができるので、それが通る可能性もありますが、もうオリンピックも終わりかかっていますしね・・・。
すでに選手村からは退去したそうです。このまま帰国するのではないでしょうか。
(と書いた後すぐに、こちらのニュースで「すでに帰国の途上にある」と報道されました。)
帰国後、ベラルーシ五輪委員会から相当な処分を受けて、ベラルーシチームのコーチの資格も失うと思います。
ツィマノウスカヤ選手はウクライナからポーランドに入国した夫と無事、再会。
IOCのバッハ会長が今回の件について調査を続行しており、ベラルーシ五輪委員会とも競技中であることを発表。さらには調査の結果次第では、ベラルーシ五輪委員会に制裁を発動すると述べました。
ベラルーシの五輪委員会も帰国したコーチから事情を聴取したうえで、IOCと話し合い、もしベラルーシのコーチや選手に対して差別があれば、ベラルーシの五輪委員会は守ると発言しました。
IOCがベラルーシのコーチや選手を差別? と思われた方もいるでしょう。これはベラルーシ五輪委員会にIOCが制裁を発動することを指しているように思われます。また、やはりベラルーシ五輪委員会は自国民を守る姿勢であることを、国民にアピールしないといけない(そのほうが国民からの指示が得られる。)と思っていることの表れでしょう。
一方でそもそもの発端となった陸上3選手に規定通りのドーピング検査をさせていなかったトレーナーは、これからベラルーシの五輪委員会から厳しく処分されると思います。
今度はベラルーシからポーランドへ難民が大量不法入国です。
ベラルーシ政府は否定していますが、国ぐるみでイラクなどからの難民を隣国に不法入国させていると、各国から非難されています。
これが真実すると、ツィマノウスカヤ選手とその夫に人道ビザを出せるほど余裕があるんだったら、難民もポーランドでどんどん受け入れたらよい、という考えに基づくものです。
逆にリトアニアには昨日はたった二人しか不法入国がありませんでした。
リトアニア側が鉄条網を張り巡らした結果が出ているのか、ベラルーシがリトアニアに入国させようとしていた難民をツィマノウスカヤ選手亡命に関連して、ポーランドのほうへ向けることに決めたのか、あるいは最近リトアニア国境警備隊が暴力を奮ってまでも、不法入国者をベラルーシ側に押し戻し始めた(死傷者が出ています。)ので、難民たちからリトアニアに行きたくないという要望が出たか・・・いろいろ予想されます。
ベラルーシとイラクの間で飛行機のフライトが増発されたのに、昨日急にフライトの欠航が中止されました。
8月4日に
死亡が確認されたイラク国籍の男性ですが、すでに遺族が見つかり、昨日、5日には遺族が二人遺体の引き取りのためベラルーシ入りしました。在ベラルーシ・イラク大使も立ち会いましたが、この3人の様子がものすごく怒っている感じでした。
ベラルーシ側の検死官によると、全身に30箇所の打撲傷があり、凶器は警棒である可能性があるそうです。
イラクとリトアニアの関係が悪化しそうですね。
ベラルーシとポーランドの関係はすでに悪化しています。
モロジェチノ市のポーランド人協会会長が所在不明になりました。