ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者46万3855人。死者数3637人

2021-08-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年8月18日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は463855人になりました。1日の新規感染者数は1061人です。前日の2倍近くに増えましたが、新規検査数は3倍以上の21581件だったので、この数字です。

 死者数は3637人です。

 457682人が回復しました。

 758万件を超える検査数となりました。

 すでに121万人が2回目のワクチン接種を終えました。私もこの数の中にすでにはいっているのかと思うと嬉しいです。

 2回目のワクチン接種ですが、副反応は1回目より軽かったです。
 診療所の接種担当の人たちはみんな疲れ顔で、ため息をつきながら作業をしていました。
 3階の受付に行って、血圧を測って(なぜか熱は計らなかった。)用紙をもらって、2階の接種室へ。 
 接種後、15分ぐらい待機して容態が急変しないか見る・・・というのはベラルーシではないので、終わった後、用紙を持って同じ階の別の窓口に行ってくださいと言われる。そこへ行くと用紙にスタンプを押してくれて、これが2回の接種が済みましたよ、の証拠になります。

 さらに正式な接種証明書がほしい人は、有料になるため4階の会計に行ってと言われる。
 そこで手数料約5ルーブルを払う。安いですねえ。
 海外に行く予定のないS夫は接種証明書は希望しませんでした。私は念のため。
 ただ、私が接種したワクチン、スプートニクⅤは、打ってても認めませんよ、という国がたくさんあるそうです。
(どちらにせよ、日本の場合は入国の際、検査の陰性証明のほうを出さないといけないし。今の所。また法律が変わるかもしれませんね。)

 手数料の領収書を持って、2階の受付へ再び行くよう言われる。
 そこで氏名などロシア語と英語で記入された接種証明書を作成してくれました。
 安いし、またこれを作成してもらうために診療所に行くのがいやで、すぐに手数料も払いました。
 使うことはなさそうですが、とりあえず保管しておこう、ということです。

 こんなふうに接種後、診療所の中、2階から4階をうろうろしてるうちに15分ぐらい経過するので、容態が急変しないかを見るというのもできました。(笑)

 帰宅後、やっぱりすぐ寝てしまいましたが、1回目の接種より副反応は楽でした。


 海外に住んでいる日本人で、日本に住民票を持っていない人は居住地の地方自治体でのワクチン接種が受けられないので、帰国したら成田空港と羽田空港でワクチン接種が受けられるので、希望者は予約してくださいと言われていたのですが、今日からその接種が始まりました。
 私のところにもアンケートが来て、希望しますか?と質問されたのですが、住んでいる国で打つ予定だから帰国してまで接種しに行かないと回答しました。
 後で報道を見たら、希望者が4万人もいるんですね・・・。
 この人達が今日から空港で(年齢など関係なく)ワクチン接種していくのか・・・と思いました。
 私はベラルーシで無料で(日本では認められていないロシアのワクチンですが)2回の接種ができましたので、私の分のワクチンは、日本に住み続けている人に接種してあげてください。
 

2021年8月18日、越境

2021-08-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年8月18日、不安定な天気が続く中、今日は雨は降らなかったものの、風が強かったです。

 ベラルーシのスポーツ・ツーリズム省は、自国のスポーツ選手に対し、海外試合に出場することを禁止しました。
 試合でなく、バカンスを外国で過ごすことも禁止されました。
 この決定に従わなかった選手は、「解雇」されるそうです。
(分かりやすく言えば、オリンピックに出られるレベルの選手は、みんな国家公務員扱いで、今回の決定に従わなかったら、公務員をクビになる、ということです。)
 政府から参加費用を出してもらえない試合に参加したい場合、自費やスポンサー企業を見つけて出場する試合もあるのですが、それにも参加禁止です。
 スポーツ・ツーリズム省は理由を明かしていませんが、コロナとツィマノウスカヤ選手の亡命のせいでしょう。

  
 リトアニア政府は、ベラルーシの治安部隊が12人、許可なくリトアニア領内に侵入したことを厳しく批判しています。

 ベラルーシからポーランドへ不法入国しようとした130人の難民をポーランドは受け入れ拒否しました。
 さらに対ベラルーシ国境沿いに50キロに渡って鉄条網を張る計画だそうです。

 すでにポーランドへ出国したベラルーシ人は12万人になりましたが、ここ1年でウクライナへの移住も5300人と急増しています。
 この大部分は居住権をもらい(ビザが不要になる)、572人は90日間の滞在許可を180日に延長してもらい、509人が移民申請、64人が難民申請を出しています。

 
 イラクの航空会社がまた一社、イラクからベラルーシへのフライトを停止しました。


 ミンスクでの個人事業の登録が一時的に停止されました。個人でビジネス(多くは輸入業者)をしている経営者が、仕事ができなくなる可能性があります。カードも使用できなくなっています。

 アメリカから経済制裁を受けているアブサリュートバンクが一部業務を停止しています。

 スーパーマーケット大手ユーロオプトがロシアに買収されるという噂が飛びましたが、経営陣は否定しました。

 独立系メディア、ベラパンの編集トップと経理が家宅捜査の後、所在不明になりましたが、現在オクレスチナ収容所にいることが分かりました。
 経理が取り調べを受けているので、今ベラルーシのメディアで一斉捜査されている、脱税などの疑惑によるものと思われます。サイトもブロックされてアクセスできません。

 ベラルーシ作家協会が、裁判所から閉鎖される通知を受けました。24日に裁判がありますが、形式的なものですでに閉鎖されています。
 ベラルーシ作家協会というのは、分かりやすく言えば、この協会の会員に正式に認められると、プロの作家に認定されるということです。作家だけではなく、詩人、劇作家なども対象です。
 この協会がなくなると、プロの作家としての活動もしづらくなるしいろいろ問題が起こります。若い人たちもプロの作家デビューができなくなります。

 テレグラムチャンネルのサイバーパルチザンが過激派認定されました。(とっくにそうなっていたのでは・・・という印象です。)


 ポーランドの亡命したツィマノウスカヤ選手の母親にベラルーシ当局が電話をしてきて、
「今、あなたの娘が帰国しても、誰も咎めたりはしない。」
と話したそうです。それをすぐポーランドにいる娘に電話して伝えるお母さん。
 ツィマノウスカヤ選手は、
「そんなことは信じません。」
と帰国を拒否しています。