2021年8月31日。今日も寒く

　2021年8月31日。今日も気温が低いままです。

　ベラルーシのアメリカ大使館は、通達通り本当に大使館員の数を5人にまで削減しました。

　ベラルーシ大統領はベラルーシ五輪委員会長から東京五輪の報告を受けました。期待していたのとは違う結果なので、おもしろくなかっただろうなあと思います。それにしてもベラルーシ五輪委員会長は大統領の長男なので、二人で向かい合っているニュース画像を見ると雰囲気が、何だか家の中の家族団らんのようにも見えますね。

　今日はベラルーシ大統領の三男の17歳の誕生日です。スポーツが好きで、英語とスペイン語を勉強しているそうです。中学生のときは中国語を勉強していて、北京に短期留学までしていたのですが、中国語はもうやめてしまったのでしょうか。来年大学受験ですが、父からベラルーシ大学には進学しないように言われているそうです。8月25日の記事にも書きましたが、「外国へ留学したベラルーシ人はベラルーシに帰ってこなくて良い。」と大統領が言っているので、三男もどこかベラルーシの大学に進学するでしょうが、とにかくベラルーシ大学以外の大学になりそうです。1歳年上の姪（大統領の次男の長女）は今年モスクワ大学に入学しましたが、それは外国扱いではないようなので、ロシアの大学に進学するかもしれません。

　1歳年上の姪は去年、私立の高校に転校し、大統領三男と同い年の姪（大統領の次男の次女）は同じ私立高校に在籍中です。
　しかし、ベラルーシは私立の学校や幼稚園に「学校」「幼稚園」という名称を使用するのを禁止。改称を強いています。さらに私立の学校を卒業しても、国が規定した「愛国心・思想教育」を受けていないのであれば、中卒や高卒の卒業資格を認めないということになりました。つまり私立中学や高校を卒業しても高校や大学を受験できないということです。すると私立の学校に入学させない親が増え、国公立の学校に入学するようになります。そうすれば思想教育を受ける子どもの数も増えます。

　明日から新学年度が始まりますが、中学の授業で「人権」を教えないといけないことになりました。
　思想教育・軍事教練に加えて人権教育もするのですね。

　
　
　

ベラルーシのコロナウイルス感染者数48万1532人。死者数3780人

　2021年8月31日の書き込みです。ベラルーシのコロナウイルス感染者数は481532人になりました。1日の新規感染者数は1168人です。やや増えましたが、新規検査数はたったの6449件。また感染が拡大しました。公表されていないのですが、ベラルーシではデルタ株の感染拡大のスピードが上がっているように思えます。

　死者数は3780人です。この死者数も以前のように9人、10人ということはなく、最近は10人、11人、12人という場合が多いです。

　474300人が回復しました。

　

2021年8月30日。エンゲル係数

　2021年8月30日。今日はベラルーシ大統領の67歳の誕生日です。去年は大変でしたが、今年は全く静かに雨が降っています。

　ベラルーシの世帯別のエンゲル係数が平均４０％という統計が発表されました。ちなみに日本人世帯の平均エンゲル係数は２７％です。
　人間、食べないと死んでしまうので、食費はなかなか削れません。しかしエンゲル係数４０％というのは、所得が減っていることの証拠です。
　一方で日本人より、ベラルーシ人のほうがダーチャで家庭菜園をしている率が高いので、食費はかからないはずなのですが。


　ベラルーシ教育相は、新学年開始を前にして、学校教育現場でえ、生徒が教師を批判することを禁止することを提言しました。
　進学年度から、新しい科目（軍事教練や愛国思想教育など）が始まり、担当教官が配置されますから、生徒のほうから、
「先生、それおかしいよ。間違ってるよ。」
といった発言をいちいち聞いていたら、授業が成立しないだろうと今から危惧しているようです。


　国立ベラルーシ銀行は、ベラルーシバンクPayによる決済サービスを9月1日から停止すると今日発表しました。