ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2021年8月11日、拘束、判決

2021-08-11 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 時事通信社のインタビューに答え、2021年8月9日付に取材内容が公開されたイーゴリ・レシェニャ元駐スロバキア大使が今日逮捕されました。
(このインタビューの内容は、今のところ時事通信社のHPで検索したら閲覧できますので、関心のある方はご自分で検索してください。)

 昨年8月ベラルーシ外交官で初めて反政権デモを支持したため、大使の職を解かれ、スロバキアに亡命可能だったのに、その後帰国して、プラットホーム、スホドの代表をしていました。
 他にもスホドの関係者9人に家宅捜査、そして逮捕が続いています。


 元K-1選手として有名なアレクセイ・クジン氏の裁判で2年6ヶ月の更生施設での禁固刑の判決が出ました。求刑より1年短い刑期です。

 今年6月1日の裁判中、自殺を図ったラティポフ氏のやり直し裁判で、今日8年6ヶ月の更生施設行きと多額の罰金が求刑されました。まだ判決は出ていません。罰金は8700ルーブルで、日本円で40万円ぐらいです。ベラルーシの平均月収は7万円ぐらいです。

 昨年の大統領選挙直後のデモに参加して、最初の犠牲者となったタライコフスキーさんが死亡した現場近くに献花した1人の女性と2人の男性が、拘束されて今日裁判がありました。
 政治的な意図はなく死者を悼むための献花であることを主張しましたが、裁判官は「それは墓地でする行為」とし、女性には2900ルーブルの罰金刑、一人の男性には13日間の禁固刑、もう一人の男性には30日間の禁固刑の判決が出ました。

 タライコフスキーさんは去年の8月10日夜、射殺され、11日には現場にたくさんの花束が献花されました。
 今日でちょうど1年です。

 ベラルーシはアメリカやイギリスの経済制裁の報復措置として、駐在ベラルーシ・アメリカ大使のジュリー・フィッシャー氏の任命への同意を取り消しました。
 任命は以前されていたのですが、なぜかベラルーシ外務省がビザを発給しないので、入国はずっとできないままでいたアメリカ大使です。
 またアメリカ大使館員の人数を9月1日までに5人に削減するよう要求しました。

 アメリカ、イギリスに続いて、カナダ、そして今日はスイスが独自の対ベラルーシ制裁を発動しました。
 

ベラルーシのコロナウイルス感染者45万6247人。死者数3562人

2021-08-11 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年8月11日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は456247人になりました。1日の新規感染者数は966人です。増えましたが新規検査数は20129件で、前日の4倍近くですので、感染は拡大していないと言えます。

 死者数は3562人です。

 450248人が回復しました。

 746万件を超える検査数となりました。

 2回目のワクチン接種を終えた人は、113万人で全人口の12%です。少しずつですが割合が増えていますね。