12月21日にビタペクトと「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第187回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はセルロースを8個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2365個、セルロースの合計は74個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2116部となりました。
今回で通算202回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2365人の子どもにビタペクトを、約65人の子どもにセルロースを、2116家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
現在のところビタペクト3のチェコからの搬入がなく、代わりにセルロース(1個で1人分)を配布することになりました。
チロ基金は以前にもビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
今回はこちらの投稿記事でご紹介しているタイプのロシア製セルロースを1人1袋(150グラム)渡すことになりました。
今回は2家族がミンスク州からSOS子ども村に保養滞在していました。
(家族A)
ミンスク(チェルノブイリ原発から約350キロ)から来た家族。お母さんが6人の子どもを引率していました。この家族には3個のセルロースを渡しました。▽の印の子どもに1個ずつセルロースを渡しています。それぞれの測定結果はこのとおりです。
母親(事故発生時15歳)21ベクレル
長男(16歳) 9ベクレル
次男(12歳)23ベクレル ▽
三男 (8歳)27ベクレル ▽
長女 (5歳) 0ベクレル
四男 (4歳)17ベクレル
次女 (1歳)26ベクレル ▽
お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
長男は腎臓が肥大しており、運動量が制限されているそうです。
三男はアデノイドで、手術が必要と医者に言われているそうですが、様子を見ている状態。
四男は遠視です。
1歳7ヶ月の次女ですが、セルロースには年齢制限が特にないので(乳児には常識的に考えて無理だと思いますが。)セルロースを飲ませることにしました。
このお母さんは今のウクライナのイワン・フランコフの出身ですが、チェルノブイリ原発事故が起きてから2年目、進学を機にミンスクに引っ越しました。その後同郷の男性とミンスクで結婚し、子どもたちも全員ミンスク生まれミンスク育ちです。
母の実家は放射能汚染されていない地域だそうで、そこで採れたキノコを乾燥させたものを毎年ミンスクへ郵送してもらっているそうです。
もちろんこのキノコを測定したことは一度もありません。念のため一度測定してはどうかとアドバイスしました。
お母さんは小児科医だそうで、どちらかというとWBCの再測定を受けたいと話していました。
この一家はパン焼き器を持っていて、毎日焼きたてパンを食べているとご馳走してくれました。保養先にも持ってくるほどなんですね。
セルロースをあげたら大喜びして、これからセルロースを混ぜたパンを焼く、と話していました。
これなら簡単においしく確実にセルロースを摂取できますね。
(家族B)
ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。お母さんが5人の実子と友人の子ども2人を引率していました。この家族には5個のセルロースを渡しました。▽の印の子どもに1個ずつセルロースを渡しています。それぞれの測定結果はこのとおりです。
母親(事故発生時4歳)0ベクレル
長男(12歳)22ベクレル ▽
長女(10歳)24ベクレル ▽
次男 (9歳)17ベクレル
三男 (7歳)22ベクレル ▽
四男 (5歳)16ベクレル
女子(12歳)30ベクレル ▽
女子 (4歳)22ベクレル ▽
お母さんのお話では、三男と四男はアデノイドで、三男はすでに切除手術を受けたそうです。
子どもたちは比較的健康ですが、四男はよく風邪をひくそうです。
12歳の女の子もアデノイドで、かんきつ類のアレルギーを持っています。
キノコは森で採ってたものは測定してから食べるようにしているとのことでした。さすがゴメリ市民。
ベリー類も検査済みの店で販売されているものしか食べないそうです。
ベラルーシでは子どもが3人いると多子家庭として認められます。
お母さんが5人以上生んで、末っ子が1歳未満の場合、母親英雄の称号を与えられます。
「母親英雄って何? ヒーロー?」と思われるかもしれませんが、要するに国民栄誉賞ならぬ母親栄誉賞です。
母親栄誉賞をもらった人は、50歳で定年退職が認められます。つまり50歳から年金をもらえます。
(ただし今の時点の法律なので、将来変わるかもしれません。)
少子化問題のある日本も全く同じようにしたらいいのに、とは思いませんが、考え方によってはたくさん子どもを生んだ女性は、それだけたくさんの未来の労働力を生み出したということになるので、年金の額をいくらか多めにするとかそういう出生率アップにつながる施策を検討してもいいかもしれません。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、着物から作った巾着袋をプレゼントしました。
子どもたちはノートまで持ち出してきて、「もっと日本語を書いて!」とすごくねだられました。
日本語を勉強することをお勧めします。もしかしたら隠れた才能があるかも。
しかし外国語に関心があるのはすばらしいことですね。
画像は記念撮影した様子です。しかし通学していて写っていない子もいます。
今年最後の活動も無事終了しました。
セルロースのの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、巾着袋など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回はセルロースを8個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2365個、セルロースの合計は74個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2116部となりました。
今回で通算202回目の配布となりました。
延べ人数ですが、2365人の子どもにビタペクトを、約65人の子どもにセルロースを、2116家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
現在のところビタペクト3のチェコからの搬入がなく、代わりにセルロース(1個で1人分)を配布することになりました。
チロ基金は以前にもビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
今回はこちらの投稿記事でご紹介しているタイプのロシア製セルロースを1人1袋(150グラム)渡すことになりました。
今回は2家族がミンスク州からSOS子ども村に保養滞在していました。
(家族A)
ミンスク(チェルノブイリ原発から約350キロ)から来た家族。お母さんが6人の子どもを引率していました。この家族には3個のセルロースを渡しました。▽の印の子どもに1個ずつセルロースを渡しています。それぞれの測定結果はこのとおりです。
母親(事故発生時15歳)21ベクレル
長男(16歳) 9ベクレル
次男(12歳)23ベクレル ▽
三男 (8歳)27ベクレル ▽
長女 (5歳) 0ベクレル
四男 (4歳)17ベクレル
次女 (1歳)26ベクレル ▽
お母さんに子どもたちの健康状態についてお話をうかがいました。
長男は腎臓が肥大しており、運動量が制限されているそうです。
三男はアデノイドで、手術が必要と医者に言われているそうですが、様子を見ている状態。
四男は遠視です。
1歳7ヶ月の次女ですが、セルロースには年齢制限が特にないので(乳児には常識的に考えて無理だと思いますが。)セルロースを飲ませることにしました。
このお母さんは今のウクライナのイワン・フランコフの出身ですが、チェルノブイリ原発事故が起きてから2年目、進学を機にミンスクに引っ越しました。その後同郷の男性とミンスクで結婚し、子どもたちも全員ミンスク生まれミンスク育ちです。
母の実家は放射能汚染されていない地域だそうで、そこで採れたキノコを乾燥させたものを毎年ミンスクへ郵送してもらっているそうです。
もちろんこのキノコを測定したことは一度もありません。念のため一度測定してはどうかとアドバイスしました。
お母さんは小児科医だそうで、どちらかというとWBCの再測定を受けたいと話していました。
この一家はパン焼き器を持っていて、毎日焼きたてパンを食べているとご馳走してくれました。保養先にも持ってくるほどなんですね。
セルロースをあげたら大喜びして、これからセルロースを混ぜたパンを焼く、と話していました。
これなら簡単においしく確実にセルロースを摂取できますね。
(家族B)
ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来た家族。お母さんが5人の実子と友人の子ども2人を引率していました。この家族には5個のセルロースを渡しました。▽の印の子どもに1個ずつセルロースを渡しています。それぞれの測定結果はこのとおりです。
母親(事故発生時4歳)0ベクレル
長男(12歳)22ベクレル ▽
長女(10歳)24ベクレル ▽
次男 (9歳)17ベクレル
三男 (7歳)22ベクレル ▽
四男 (5歳)16ベクレル
女子(12歳)30ベクレル ▽
女子 (4歳)22ベクレル ▽
お母さんのお話では、三男と四男はアデノイドで、三男はすでに切除手術を受けたそうです。
子どもたちは比較的健康ですが、四男はよく風邪をひくそうです。
12歳の女の子もアデノイドで、かんきつ類のアレルギーを持っています。
キノコは森で採ってたものは測定してから食べるようにしているとのことでした。さすがゴメリ市民。
ベリー類も検査済みの店で販売されているものしか食べないそうです。
ベラルーシでは子どもが3人いると多子家庭として認められます。
お母さんが5人以上生んで、末っ子が1歳未満の場合、母親英雄の称号を与えられます。
「母親英雄って何? ヒーロー?」と思われるかもしれませんが、要するに国民栄誉賞ならぬ母親栄誉賞です。
母親栄誉賞をもらった人は、50歳で定年退職が認められます。つまり50歳から年金をもらえます。
(ただし今の時点の法律なので、将来変わるかもしれません。)
少子化問題のある日本も全く同じようにしたらいいのに、とは思いませんが、考え方によってはたくさん子どもを生んだ女性は、それだけたくさんの未来の労働力を生み出したということになるので、年金の額をいくらか多めにするとかそういう出生率アップにつながる施策を検討してもいいかもしれません。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、着物から作った巾着袋をプレゼントしました。
子どもたちはノートまで持ち出してきて、「もっと日本語を書いて!」とすごくねだられました。
日本語を勉強することをお勧めします。もしかしたら隠れた才能があるかも。
しかし外国語に関心があるのはすばらしいことですね。
画像は記念撮影した様子です。しかし通学していて写っていない子もいます。
今年最後の活動も無事終了しました。
セルロースのの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、巾着袋など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。