ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシ上空にも火山灰が・・・

2010-04-19 | ベラルーシ生活
 アイスランドで起こった火山の噴火。その火山灰が土曜と日曜日にかけて、ついにベラルーシにも飛んできました。
空の混乱、欧州全域に=米同時テロ上回る規模(時事通信) - goo ニュース

 NHKの番組「朝イチ!」を見ていたら、ヨーロッパの地図が出てきて、空港が「全面閉鎖」の国と「一部閉鎖」の国が色分けされて表示されていました。
 ベラルーシはどっちも色にも塗られていない状態でした。しかし、ミンスクでも欠航する便が出てきています。

 「全面閉鎖」と「一部閉鎖」の意味がよく分からなかったのですが、これは便数のことではなく、空港の数のことですよね?
 よく考えたら「全面閉鎖」か「一部閉鎖」か、と言われても、ベラルーシには国際空港は一つしかないので、「一部閉鎖」というのはないんだな、と思いました。
 ミンスクの国際空港は閉鎖されていはいませんが、一部欠航している便はあるので、注意が必要です。

 ベラルーシの場合、行き先がすでに空港を閉鎖しているようなところ、つまりイギリスやドイツなどに行く方面の便はすでに全て欠航となっています。
 今のところ火山灰の影響のない南のほう、トルコやイスラエルへ行く便は通常通りですが、ウクライナのキエフへの便は欠航しています。
 ミンスクからモスクワへ行く便は通常通りですが、低空飛行をしているそうです。

 ミンスクの空港ではさっそく「ヨーロッパのどこへでも車でお送りいたします」商売が現れています。実際にこの新商売を利用した人がいるのかどうかは分かりません。
 国際列車は通常の2.5倍の混みぐあいとなっているそうです。

 ベラルーシでの市民生活への影響はありません。火山灰はかなり高い上空に漂っているため、健康被害の恐れもないそうです。
 それにしてもすごいですね。アイスランドになる火山が一つ噴火するだけで、こんなにこんらん、しかもこれから先の予測が不可能(現代の科学力を持ってしても。)
 宇宙から眺めると火山の爆発なんて、地球のおできが一つつぶれたレベルなんですが、地表にうごめくように暮らしている人間たちは、それだけで右往左往です。
 とにかく旅行シーズン間近。早く混乱が収まってほしいですね。