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ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ゴメリ州住民の平均寿命

2012-01-10 | 放射能関連情報
「ゴメリ州住民の健康と環境」からの抜粋記事の続きです。

 ゴメリ州では1990年代半ばから平均寿命が急激に短くなりましたが、1998年以降延びてきました。
 1997年から2009年にかけて平均寿命は2.4歳延び、69.6歳になりました。
 男性の平均寿命は1997年には62.7歳だったのが、2009年には63.6歳になりました。
 女性は73.9歳から75.9歳になりました。

 ベラルーシ共和国全体では平均寿命は2009年の調査で70.5歳です。
 男性は64.7歳、女性は76.4歳です。
 やはり全国平均よりゴメリ州の平均のほうがやや短いです。

 比較するために、他の国の平均寿命もご紹介しましょう。
 ロシアでは男性61.4歳。女性73.9歳。
 ウクライナでは男性62.5歳。女性74.3歳。
 アルメニアでは男性70.2歳。女性76.6歳。
 ヨーロッパ各国では男性はだいたい75歳から78歳。女性は80歳から84歳です。
 日本は男性が79歳。女性は86歳・・・とこの資料でも取り上げています。
 
 チェルノブイリ被爆国であるベラルーシ、ロシア、ウクライナの中ではベラルーシが一番平均寿命が長くなりました。
 しかし他のヨーロッパの国と比べると、短いですね・・・。

 

ベラルーシ共和国全体とゴメリ州との人口比較

2012-01-10 | 放射能関連情報
 「ゴメリ州住民の健康と環境」からの抜粋記事の続きです。

 ゴメリ州では2010年、人口1000人に対する死亡率は15.1人でした。これに対し、ベラルーシ共和国全体の死亡率は14.4人です。
 つまりゴメリ州のほうが全国平均より死亡率が高い地域である、と言えます。
 出生率は人口1000人に対してゴメリ州は11.6人、全国平均は11.4人です。ゴメリ州のほうがやや出生率が高いです。

 結果として人口の自然増加率(出生率から死亡率を引いた数)は全国平均がマイナス3.0人で、ゴメリ州はマイナス3.5人となります。
 何だか絵本「もし世界が100人の村だったら」を思い出しました。
 「もしベラルーシが1000人の村だったら」・・・この人口自然増加率がこのまま変わらないとすると、毎年3人ずつ人口が減っていくんですね・・・。

 ゴメリ州にはゴメリ市のほか21の区(日本で言うところの郡のような区分)があります。これにゴメリ市を足して22の地域の出生率や死亡率、人口自然増加率が示されているのですが、バラつきがあります。
 出生率は一番高い地域と一番低い地域との差は3人、とあまり差がないのですが、死亡率は一番高い地域と一番低い地域との差が14.5人と大きな差があります。
 当然、人口自然増加率も差があります。
 しかし一箇所を除きマイナスばかりです。唯一プラスの地域(ジロービン地区)がありますが、それでもたったの0.2人です。
(「もしジロービン地区が1万人の村だったら」・・・そしてこの人口自然増加率が変わらなければ、1年後やっと人口が1万ちょうどから1万2人になるということです。)

 ちなみにゴメリ州22の地域の中で、最も出生率が高いのがナロブリャ地区の13.5人で、最も低いのがオクチャブリ地区の10.5人です。
 死亡率が最も高いのがペトリコフ地区の25.5人で、最も低いのがゴメリ市の11.0人です。
 人口自然増加率が最も高いのはジロービン地区で、最も低いのは死亡率が高いペトリコフ地区のマイナス14.6人です。

 新生児死亡率は全国平均が人口1000人に対し4.0人です。(2010年)
 ゴメリ州は4.9人です。つまりゴメリ州は全国平均より新生児死亡率が高い、ということになります。
 新生児死亡率はゴメリ州の全ての地区での統計がありませんが、16の区とゴメリ市のデータはあります。
 その中で言うと新生児死亡率が最も高いのはベトカ地区の13.8人です。
 全国平均に比べてずいぶん高い数字だと思いました。 
 
 

ゴメリ州における年齢別人口の割合

2012-01-10 | 放射能関連情報
 「ゴメリ州住民の健康と環境」からの抜粋記事の続きです。

 ゴメリ州では全住民数に対する子ども(15歳未満)の数が減少傾向にあり、2010年の時点では15.2%になっています。
 都市部では15.1%で、農村部では15.6%となっています。
 15歳から59歳までの人口が占める割合は、都市部で68.9%で、農村部で58.0%となっています。
 60歳以上は都市部で16.0%で、農村部で26.4%です。 

 ゴメリ州では65歳以上の人口が占める割合は1986年は10.9%でした。
 しかし2010年には14.3%となっています。つまり高齢者が占める割合が増えた、ということになります。
 けれど平均寿命がベラルーシの場合短くなっている(特に男性)のに、高齢者の割合が増えた、ということは、若年層人口がが急に減った、ということになります。
 つまり出生率が下がり、子どもの数が減ってしまったので、高齢者が占める割合が増えた、ということになります。

 ベラルーシでは15歳から60歳までを就労可能年齢としています。実際には10代で就職して働いている人は少ないですし、定年退職もベラルーシでは男性が60歳で、女性は55歳です。
 でも15歳から60歳までを就労可能年齢層とし、それ以外の年齢の人は非就労可能年齢層として分類します。
 1996年には就労可能年齢層1000人に対し、非就労可能年齢層は725.8人でした。
 2010年には就労可能年齢層1000人に対し、非就労可能年齢層は601.8人となっています。
 平均寿命が縮まっていて、非就労可能年齢層の人口が減っている、ということは、つまり15歳以下の子どもの数が減ったということです。

 就労可能年齢層を年代別に見た統計があります。
 チェルノブイリ事故が起きてから4年後の1990年当時25歳から29歳だった人が就労可能年齢層全体に対して占める割合は15%でした。しかし当時40歳から44歳だった人が占める割合は8%だけです。
 私の個人的な印象ですが、ずいぶん差があるように感じました。

  この世代は第二次世界大戦終戦後5年以上経過した1950年から1954年にかけて生まれた世代です。
 1940年から1944年にかけて生まれた戦中世代が占める割合は1990年で12%です。
 終戦直後の1945年から1949年生まれの世代は1990年で9%の割合です。
 戦争が終わってから生まれた1950年から1954年生まれの人が1990年のときに8%の割合しか占めていないのはどうしてなのか、この資料には理由は書いていません。
 
 10年後の2000年には、1990年当時40歳から44歳だった人たちは50歳から54歳になっています。
 そして割合は8%から7%に減っています。

 1990年に当時25歳から29歳だった人は10年後の2000年には35歳から40歳になっています。
 割合は15%から14%に減っています。
 さらに10年後の2010年には45歳から50歳になっていますが、割合は13%に減っています。
 減っていますが、それでもこの年齢層が占める割合が就労可能年齢層の中では一番多いです。
 1965年から1969年にかけて生まれた人たちがベラルーシ社会の中では多く、現在社会を引っぱっているのだな、と感じました。

 2010年の調査結果を見ていると、15歳から19歳の年齢層の人は10%です。そして2010年の時点では就労可能年齢層の中でこの年齢層が最も少ないのです。
 つまり10代後半の年齢層の人口が15歳から60歳までの間では、一番少ない、ということです。
 この人たちは1995年から1999年生まれの世代です。

 これが5年後の2015年にはどうなっているのだろう、と予想してみると、この人たちは20歳から24歳になっていますが、人数が少ないので、職場に新人、新入社員があまり入ってこない、ということになります。
 この世代は就活が楽、という見方もできますが、ベラルーシ経済が低迷したままだと、新人枠そのものが狭まって、就職しにくくなるでしょう。

 現在人数が多く、がんばっている45歳から50歳の人たちも10年後の2020年には55歳から60歳となり、定年を迎えます。それ以降は全人口に対して就労可能年齢層が占める割合が、急激に減ってしまうかもしれません。
 
 日本も人口に関しては問題を抱えていますが、ベラルーシも2020年代以降から、人口問題が社会に大きな影響を与えるようになるかもしれません。
 

ゴメリ州の出生率と死亡率

2012-01-10 | 放射能関連情報
 「ゴメリ州住民の健康と環境」からの抜粋記事の続きです。

 1993年から2010年にかけてゴメリ州では死亡率が出生率を上回った状態が続いています。
 1996年以降2010年までのデータがこの資料に載っていますが、そのうち、死亡率が最も高かった年は2002年です。人口1000人に対し、15.5人の死亡者数、となっています。
 この期間の中で最も死亡率が少なかった年は1996年で人口1000人に対し、13.7人となっています。もう少し詳しく見てみます。
 1997年は13.9人。
 1998年は14.2人。
 1999年は14.8人。
 2000年は14.0人。
 2001年は14.6人。
 2002年は15.5人。
 2003年は15.0人。
 2004年は14.6人。
 2005年は15.0人。
 2006年は15.0人。
 2007年は14.4人。
 2008年は14.5人。
 2009年は14.7人。
 2010年は15.1人・・・となっています。

 では出生率のほうはどうかと言えば、1997年に人口1000人に対して9.1人というのが、1996年から2010年の期間で限って言うと、1997年が最低で、最高なのは2009年です。
 1996年は9.5人。
 1997年は9.1人。
 1998年は9.5人。
 1999年は9.7人。
 2000年は9.6人。
 2001年は9.6人。
 2002年は9.2人。
 2003年は9.2人。
 2004年は9.3人。
 2005年は9.4人。
 2006年は10.0人。
 2007年は10.9人。
 2008年は11.4人。
 2009年は11.8人。
 2010年は11.6人・・・となっています。

 つまり2006年からようやく出生率が微増に転じたわけです。
 その理由はいろいろありますが、最大の理由はさまざまな少子化対策をベラルーシ政府が打ち出したからです。
 しかし人口1000人に対する死亡者数のほうが出生児数を上回っています。
 したがって人口の自然増加率はずっとマイナスのままです。
 死亡率が高く、出生率がまだ増えていなかった2002年の人口自然増加率が最も低く、出生率が増えてきた2006年以降は自然増加率も増えています。

 このまま自然増加率がマイナスの水準が続けば、ゴメリ州の人口は減っていく一方だと予想されます。
 この傾向はゴメリ州だけではなく、ベラルーシ全体にも言える傾向です。
 
 どうしてベラルーシはこんなに死亡率が高いのか・・・にもいろいろな理由があります。
 こちらの記事を参考にしてください。(気分的に暗くなりますが・・・。)
「自殺率世界一の国はベラルーシ」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/393d96c656ebc93416af37156fea35b5
  

 妊娠が可能な年齢を15歳から49歳と限定するとします。
 2010年ゴメリ州でこの年齢層に当たる女性1000人に対し、出生した数(死産数を除く)は44.5人でした。
 しかしゴメリ市(日本で言うところの県庁所在地に当たる都市)では36.9人で、少ないです。
 ゴメリ市を除くゴメリ州の地域では出生率が高く、45.0人から60.4人です。ゴメリ市だけ平均より極端に出生率が少なく、そのためゴメリ州全体の平均の出生率を押し下げているような状態です。
 
 ゴメリ州全体の平均の出生率44.5人という数字ですが、これは13年ぶりに元の水準に戻ったいう数字です。
 つまりゴメリ市ではまだ元の水準に戻っていない、ということになります。

ゴメリ州の人口

2012-01-10 | 放射能関連情報
 ゴメリ州における糖尿病児童数について12月に投稿しました。


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/dcd1f973b03f5278012960753ccf551e


 元の資料は「ゴメリ州住民の健康と環境」(ゴメリ州立衛生・伝染病学・公衆健康センター発行。2011年度版)ですが、ここに掲載されているグラフをこのブログで引用できないかいろいろ試したのですが、うまくいかないので、日本語文章で説明しています。糖尿病児童数の推移についてももっと詳しく数字を訳して追加しましたので、ご覧ください。

 ロシア語版しかありませんが、ゴメリ州立衛生・伝染病学・公衆健康センターはサイトを持っており、そこで「ゴメリ州住民の健康と環境」以外にもゴメリ州の健康状態に関するさまざまなデータを見ることができます。

http://gmlocge.by/ru/Reviews/


 この資料にはさまざまな病気のデータが掲載されています。抜粋してこのブログで日本語でお知らせします。
 
 まずゴメリ州の人口についてです。
 1996年(チェルノブイリ原発事故発生から10年後)の時点でゴメリ州の人口は159万2千人でしたが、その後人口は毎年減り続け、2010年には143万7900人になっています。特に農村部の人口が減少しています。
 もっとも人口が減っているのはゴメリ州だけに限った話ではありません。ベラルーシ全体で人口は減っています。
 詳しくは2009年に行われた人口の調査結果についてこちらをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f3a29ab4afbf65cb9383d531a234718d


 2010年のゴメリ州の人口構成は男性が46.4%で、女性は53.6%です。
 これは女性1000人に対し、男性は864人いる、ということになります。これが都市部だと855人で、農村部だと887人になります。つまり都市部は男性が少ない、ということです。
 
 ところが年齢と地域でもう少し詳しく見てみると、女性のほうが少ないことも分かります。
 2010年の調査では1歳から15歳までだと男性1.0人に対し、女性は0.9人です。居住地域は無関係です。
 簡単に言うとゴメリ州では男の子より女の子が少ないのです。

 もっとも男の赤ちゃんのほうが生まれる率は高く、これは世界的な傾向です。
 統計によれば男の赤ちゃん105人が生まれるのに対し、女の赤ちゃんは100人です。日本でも男の数のほうが女の子の数より多いです。
 ただゴメリ州の場合は女の子100人に対し、男の子は111人となりますので、世界的な平均よりやはり男の子の数が多い、ということになります。 

 さらにこの女性人口が少ないという傾向は農村地域では55歳まで続いています。男性1.0人に対し、女性0.8人から0.9人、という状態です。ところが55歳以上の年齢になると急に男性の数が減っています。
 例えば65歳から69歳までの年齢層では、男性1.0人に対し、女性は1.5人。80歳以上の年齢層では男性1.0人に対し、女性は3.5人となります。これは第二次世界大戦の影響もあると思います。

 都市部のほうを見てみると20歳から24歳までの年齢層で男性1.0人に対し、女性1.0人となり、30歳から34歳までの年齢層では男性1.0人に対し、女性は1.1人、と女性のほうが増えています。
 35歳から39歳の年齢層では男性1.0人に対し、女性1.2人。
 50歳から55歳では女性1.3人。
 65歳から69歳では女性1.5人。
 80歳以上で女性2.8人。
 ・・・と年齢が高くなればなるほど女性の人口が増えていきます。
 
 つまり、ゴメリ州では男の子のほうが女の子より多いけれど、男性が短命傾向にあり、全体で見ると男性人口のほうが女性人口より少ない、ということになります。

  
 

毎日新聞の記事

2012-01-05 | 放射能関連情報
 2011年12月30日付の毎日新聞の記事
「暮らしどうなる? チェルノブイリの経験から 内部被ばく減らす食事を」です。

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20111230ddm013040013000c.html


 ベラルーシだけではなく、ウクライナの事例も紹介されていますので、ぜひご覧ください。

NHK サイエンスZERO 内部被ばくの実態を探る

2011-12-27 | 放射能関連情報
 12月17日にNHKが放送した番組サイエンスZEROの「シリーズ原発事故④ 内部被ばくの実態を探る」
 

http://www.dailymotion.com/video/xn1c1c


 これを見ると放射能被ばくによって発病することを解明するのは大変難しいと、つくづく思いました。
 被ばくと甲状腺癌の関係はチェルノブイリの場合、20年経ってからようやく科学的に因果関係がある、と認定されました。
 私は白血病は広島と長崎の原爆のときの事例で因果関係が証明されていると思い込んでいたんですが、違うんですね。
 そのほかの病気については全く認定されていないどころか
「まだよく分かりません。」
の段階です。
 何十年後の認定まで待ちましょう、と言っても、普通の人なら「そんなの遅い。」と感じるでしょう。
 
 とにかく被ばくが与える健康への影響を科学的に解明するのは非常に時間がかかる(もしかするといつまで経っても解明されない可能性がある)ことは、この番組を見てよく分かりました。
 やはりチェルノブイリの事例を参考にして、今から被ばくしないように対策を取っておくほうが、絶対いいと思います。
 取り越し苦労になる、とか科学的に解明されていないのだから大丈夫! と思う人もいると思いますが、対策を早め早めにしている人たちのことは、そっとしておいてあげてください。

 それから番組中、チェルノブイリ事故後生まれた人に甲状腺癌を発症した人はいない、とデータが出てきますが、癌でなくても甲状腺肥大などの異常はベラルーシでは年齢に関係なく今でもとても多いです。 
 また甲状腺にヨウ素だけではなく、セシウムも蓄積している、という研究発表もベラルーシにはありますので、
「福島第一原発事故後に生まれたから安心! 放射能のせいで病気にはならない。」
と思い込むのも危ないです。
 番組ではあくまで甲状腺癌に注目して、話を進めていました。
 チェルノブイリ後では他にもいろいろな病気が増えていますし、甲状腺癌はたった一つの例です。
 また比較的生存率が高い、と言われている病気ですが、一生ホルモン剤を飲み続けないといけないし、手術が成功しても完全に健康体に戻れるわけではありません。
 
 ベラルーシは風土病で慢性的に甲状腺のヨウ素が不足しているので、特にこの甲状腺関係の病気が増えました。
 日本にはこんな風土病はないのですから、ベラルーシのように甲状腺癌患者が増えるとは思いません。
 それより、他の病気にかかる可能性を考えて、今から被ばく対策をしてください。

土とカリウム

2011-12-27 | 放射能関連情報
 食品への基準値が厳しくなると、消費者はより安全な食品が食べられるようになる、と安心します。
 しかしその一方で生産者は状況が厳しくなると感じます。
 するとここで「健康が優先か、経済が優先か?」という議論になってしまうのですが、私自身は健康が最優先なのは当然としても経済の位置は2番目にしてほしいです。健康のために経済を全部犠牲にしてはいけないです。
 日本の経済状況が悪化すると、今のベラルーシのようになってしまいます。
 経済状態が悪くなると、薬が手に入らなくなったり、難しい手術が自国で受けられなくなったり、その前に医療の世界、医療技術の進歩などが萎縮してしまいます。 
 そうなると助かる命も助からなくなります。日本はベラルーシのようになってはいけません。そのためにも経済力、国力を持つことが大事です。

 2011年12月25日付asahi.comより。

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201112250256.html



 汚染米、カリウム濃度影響か 福島県と農水省が中間報告

 福島県産のコメから国の暫定基準値(1キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、県と農林水産省は25日、原因分析の中間報告をまとめた。基準超えのコメがとれた水田は、土のカリウム濃度が低かったり、浅い層にセシウムが多かったりといった傾向があった。カリウム肥料の少なさや深く耕せなかったことがコメのセシウム吸収につながった可能性が原因として考えられるとしている。

 県などは、土質や栽培方法、水や周辺環境などが複合的にかかわったのが原因とみて、引き続き調べる。また、農水省はこれらの分析結果も参考に、来年度の作付けの基準を検討する。

 県などは、基準超えのコメがとれた22カ所と、その周辺の基準以下のコメがとれた9カ所で田の土を採取。農家から与えた肥料の量を聞き取るなどした。

 その結果、土の中に含まれるカリウムが少ないほど、コメに含まれるセシウムが多いとの関係がわかった。カリウムはセシウムの吸収を抑える効果があるとされる。基準超えの田のカリウム濃度は100グラムあたり6.7ミリグラムで、福島市の平均の3分の1程度だった。カリウム肥料が少ない分、セシウムを取り込みやすかったとみられる。

 また、基準超えの田では、土の深い層に比べ浅い層でセシウムが多かった。地表から5センチまでの層は、5~15センチの層より平均3.6倍高かった。多くは山間部の狭い場所にあり、トラクターなどが入れず深く耕すことが難しかった。このため、イネの根の張り方が浅く、地表近くのセシウムを吸収しやすかった可能性がある。

 また、山林をつたってきた沢水を引き込んだ田が多かった。県などは、玄米が育つ夏前後に、山林などからセシウムが流入した可能性があるとみている。

 一方、基準超えの田の土に含まれるセシウムは1キロあたり2321~1万1660ベクレルと幅があり、土壌とコメのセシウム濃度に明確な関係はなかったという。(井上亮、木村俊介)


・・・・・・・・・・・・・・

 今から来年のことを考え、土壌にカリウム肥料を入れるなど、工夫をしてください。
 日本人の主食はお米なのですから、日本で育ったお米を全て食べられるように(安心して買えるように)日本人はしてください。
 日本の農業が萎縮するのはよくないことです。経済に影響します。
 放射能の問題に絡んで健康か?経済か? ときかれるときに「経済優先です。」と答えると「健康優先です。」と思っている人から冷血人間にみたいに言われることもあるかもしれません。
 でも健康問題も経済問題も全てどこかで繋がっています。完全に切り離して対抗させる問題ではないと思います。
 

乾燥きのこの基準値

2011-12-23 | 放射能関連情報
 日本の食品に対する基準値が4月から改正されそうで、よかったと思います。
 日本の対応は早いほうですよ。チェルノブイリの場合は、政治的にも経済的にも混乱していた時期と重なっていたので、基準値が改正されたのは、ソ連崩壊後で、それぞれの独立国家が独自に定めることになりました。
 日本の場合、問題は早い時期に厳しくするのはいいけれど、測定できる器械が十分かどうかです。
  
 ところでベラルーシの基準値について
「ベラルーシは厳しい。日本も見習うほうがいい。ただ乾燥キノコだけは日本の基準値より緩くて、1キロあたり2500ベクレルだけど・・・(どうしてなんだろう?)」 
という意見の方がおられます。(日本の食品の基準値は1キロあたり500ベクレルなので。)

 まずはこちらの記事をお読みください。
 2011年12月20日のAsahi.comより。

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干すとセシウム倍に シイタケ産地悲鳴「検査法変えて」

 干しシイタケから国の基準値を超す放射性セシウムの検出が相次いでいる。乾燥で重量が減り、1キロあたりのセシウム量がはねあがるためだ。干しシイタケは通常、水で戻して食べるため、産地では検査のやり方に疑問の声も上がる。

 発端は東京電力福島第一原発から約300キロ離れた静岡県伊豆市。10月、販売業者が自主検査した干しシイタケから国の基準値(1キロあたり500ベクレル)の2倍の値が出たと県が発表した。この春に加工したものだった。県の再検査でも超えた。県は原発事故後に加工した伊豆市の干しシイタケの出荷自粛を決めた。

 「こんなに離れたところでまさか、こんなことになるなんて」。同市椎茸(しいたけ)組合の鈴木博美組合長(63)は困惑する。その後の検査で鈴木さんの地区は自粛が解除されたが、今年600キロほど収穫した干しシイタケの4割が売れ残った。

 干しシイタケは、保存性に優れるだけでなく、乾燥によってうまみが濃縮されるため、だしとしても重宝され、この季節、おせち料理の煮しめにも使われる。

 半面、水分がなくなる分、生よりも重さが約10分の1に減る。県は、基準値超えの原因が「乾燥」にあるとみて、水に戻した状態でも測った。干した状態で599ベクレルだったのが、10分の1以下の49ベクレルと基準値内に。水に溶け出したセシウムも23ベクレルだった。県は「食べる状態では健康に問題ない」と呼びかけた。

 その後、検査が広がり、19日現在で同県を含め、神奈川、群馬、栃木、福島の5県で計39件の基準値超過が見つかっている。

 地元の農協は、国に検査方法の変更を求める署名活動を実施し、全国の生産者に賛同を呼びかけた。今月12日には、水で戻して食べる状態にしてからの検査を訴え、厚生労働省と農林水産省に緊急要請をした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 引用は以上です。
 このように乾燥きのこに関しては、水で戻して重さが10倍になることを想定して、ベラルーシは1キロあたり2500ベクレルの基準値を定めています。
 つまり水で戻した乾燥きのこ1キロあたり250ベクレルが基準値であるとお考えください。

 日本も新しい基準値を作るときはざっくり「食品」という分類にしないほうがいいです。
 新基準案では、「一般食品」(肉も野菜もいっしょくた・・・)が1キロあたり100ベクレルですが、もっと細かく分類すべきです。
 摂取量の多い米は別扱いにしたほうがいいし、前述の乾燥キノコは10倍の1000ベクレルまでOKにするか、干ししいたけ生産者・販売業者さんたちの訴えどおり、水で戻して食べる状態にしてからの検査にしたほうがいいですよ。

・・・・・・・・・・・・・・・ 
 2011年12月23日付毎日jpより。


http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20111223ddm001040067000c.html?link_id=k_kanren_news_body



<東日本大震災>食品セシウム新基準了承 茶など飲用状態で検査--厚労省部会

 食品に含まれる放射性セシウムの新しい基準値について、厚生労働省は22日、新設する「乳児用食品」を1キロあたり50ベクレルなどとする案を薬事・食品衛生審議会の放射性物質対策部会に提案し、同部会は了承した。国民からの意見募集や文部科学省の放射線審議会への諮問を経て、来年4月に施行される見通し。(3面に「質問なるほドリ」、26面に関連記事)

 新基準値案はコメや野菜、肉などの「一般食品」が同100ベクレル、「牛乳」が同50ベクレル、「飲料水」が同10ベクレル。「乳児用食品」の対象は粉ミルクやベビーフードなど乳児向けに販売される食品。「乳児用食品」と子供の摂取量が特に多い「牛乳」については、「子供は放射線の影響を受けやすい」と指摘されているため、「一般食品」の半分の同50ベクレルとした。

 茶や乾燥食品の検査方法も定め、茶は「乾燥させた原材料の状態と飲用にする状態で形態が大きく異なる」として、お湯に入れた状態で検査し「飲料水」の基準値を適用する。乾燥シイタケなどは、原材料と水戻しして食べる状態の両方に対し「一般食品」の基準値を適用するとした。

 暫定規制値の検査をパスして流通した今年のコメや大豆、牛肉は半年~9カ月間の経過措置を設ける。加工食品は来年3月末までに製造されたものは、賞味期限が切れるまで暫定規制値を適用する。しかし、賞味期限は長いもので2年あり、委員から「新基準に適合しない食品が長期間流通するのは消費者の混乱を招く」と指摘され、厚労省が経過措置を再検討する。【佐々木洋】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 乾燥キノコについてはこれでよかったんでしょうか。
 「原材料と水戻しして食べる状態の両方に対し「一般食品」の基準値を適用する」というのが何だか変な感じがするのは私さけでしょうか?
 もっと検査は簡素に(でも確実に)するほうがいいと思います。これから何十年、何百年と検査を続けないといけないのですから・・・。

 





NHKあさイチの放射能測定再検証

2011-12-16 | 放射能関連情報
 10月にNHKの番組「あさイチ」が特集を組んだ「放射線大丈夫?日本列島・食卓まるごと調査」で発表した測定値が正しくなかったとして、11月に謝罪、そして12月15日の放送で再検証する内容が放映されました。


http://www.j-cast.com/tv/2011/12/15116527.html?p=all


 視聴した方はさまざまな感想があると思います。
 私も複雑な気持ちになりました。
 いろいろ思うことはあるのですが、一点だけ。
 今回の測定結果で、セシウム134が検出されていないのにセシウム137は検出されていた、というケースです。
 セシウム134は半減期が2年なので、チェルノブイリ原発由来のセシウム134は現在、検出されることがありません。
 そのため、日本の食品の中からセシウム134が出てきたら、これは福島原発由来のものだと、言い切ることができると思います。

 しかしセシウム137のほうは半減期が約30年で、300年ぐらいは検出され続けます。なので当然ベラルーシでもセシウム137の測定を中心に行っています。
 今回の番組内の調査で、セシウム134が検出されていないけど、セシウム137が検出された場合、このセシウム137はチェルノブイリ原発由来の可能性がある、ということでした。

 これを聞いて、変な気持ちになりました。え、そうだったの? と思いました。
 これが正しいとすると、1986年にチェルノブイリ原発から日本へ飛んできたセシウムが、、25年経過した現在でも日本人の食事の中に入っていた、ということです。福島に近いとか遠いとか関係ないです。
 と言うことは、かれこれ25年もの間ずっと、微量ですが日本人はチェルノブイリ由来のセシウムを食べ続けてきた、ということになります。

 これをどうとらえるかですね。核実験が多かった60年代も放射能の値は増えていたんだし、25年間チェルノブイリ原発のセシウムを食べていても日本人全員病気というわけではないんだから、放射能なんてどうってことない、大丈夫と思う人もいるでしょう。 
 逆に、すでに今まで被曝し続けていたのか、だったらこれ以上の被曝は極力避ける努力をしよう、と思う人もいるでしょう。
 
 番組内では自然界から受ける生きている限り避けられない放射能のことや、いろんな種類の放射性物質があるということも話していましたね。
 こういうこと聞いていると、被曝は避けられないのか、と暗い気持ちになる人が増えてしまうような気がします。
 でもやはり若い人ほど、被曝量を下げる努力をするほうがいいと私は思いました。
 
 それにしても、やっぱり原発は一国だけの問題じゃないですね。こんなに広範囲、長期間にわたって放射能が拡散してしまうんですから・・・。

おかげさまで重版決定しました

2011-12-15 | 放射能関連情報
 世界文化社から出版された「自分と子どもを放射能から守るには」の重版が決定しました。すでに5刷となりました。
 本書をお買い上げくださった皆様、本当にありがとうございます。
 読者の方のお役に立てれば本当にうれしいです。

 私の手元にも重版の献本が届いております。やはり手にとってページをめくることができると、感慨深いものがありますね。本っていいなあ、なんて改めて思いました。
 個人的には本のページからベラルーシらしさがにじみ出ているのがうれしいです。
 うちの子からは「絵がかわいいからステキな本。」と感想を言われましたが・・・。(あの・・・翻訳の部分は・・・?)
 
 とにかく放射能、と言うだけで暗いイメージがどうしてもありますが、ただ怖がるだけではなく、放射能が周囲にあっても生きていく、という考え方に日本も変わっていくしかないのだと思います。
 この本を読んで少しでも前向きになれた、という感想をお持ちの方が増えたらうれしいです。 
 
 正直に申しまして、発売前はこんなに版を重ねるとは思っていませんでした。
 翻訳著作権料をたくさんいただきまして、恐縮しております。
 日本人に降りかかった放射能問題のために、このような関連書がたくさん売れるようになりました。著作権料をいただくのはもちろんうれしいのですが、反面それだけ心配されている方が多い、という証拠ですし、またいただいた著作権料を困っている人のために還元できないかどうか、ずっと考えていました。

 このたびその一部をチロ基金に寄付しました。
 そして11月に実施されたゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会へ支援活動の支援物資購入のためのお手伝いをさせていただきました。この活動について詳しくはこちらでご報告しております。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/a044392edb86222cfe30d917c76b41b3


 ほかの使い道についてはまだ模索中です。この本をお買い上げくださった皆様、本当にありがとうございました。


2011年12月15日付の産経新聞でもこの本のことが取り上げられましたので、リンクを貼っておきます。
内部被曝から身を守ろう ベラルーシの専門家が出版(産経新聞) - goo ニュース

ゴメリ州における糖尿病児童数

2011-12-02 | 放射能関連情報
 チロ基金は2005年から「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」に支援を行っています。
 前々から関係者の方から
「チェルノブイリ原発事故後、子どもの糖尿病が増えており、放射能被曝との関連性が疑われる。」
と何度も聞いていました。
 今回、協会長さんに
「どれぐらい増えているのか、とか放射能との関連性があるという研究結果などのデータはありませんか? もしあれば教えてほしい。」
 と頼んでみました。会長さんは了解してくれ、モズィリの病院で尋ねてきてくれたのですが、そいうデータは開示していないとかいろいろ言われ、見せてもらうことはできなかったそうです。
 しかしここ16年にわたり、ゴメリ州では毎年「ゴメリ州住民の健康と環境」というデータをまとめて発表しています。
 発行もしているそうですが、なかなか手に入りにくいです。発行しているのはゴメリ州立衛生・伝染病学・公衆健康センターで、公的機関です。
 今年、2011年も2010年度版が発行されました。
 その一部を会長さんが手渡してくれたので、読んでみました。糖尿病のことだけではなく、いろいろな疾病疾患のことが載っています。
 とりいそぎ糖尿病のことについてのデータをお知らせします。

(その後検索してみると、ロシア語版しかありませんが、ゴメリ州立衛生・伝染病学・公衆健康センターはサイトを持っており、そこで「ゴメリ州住民の健康と環境」以外にもゴメリ州の健康状態に関するさまざまなデータを見ることができました。)

http://gmlocge.by/ru/Reviews/


 「ゴメリ州住民の健康と環境 2011年度発行」にはゴメリ州における糖尿病の発症者数の推移のグラフが19ページに記載されています。
 これによると、ゴメリ州全体では、発症率(その年糖尿病を発症した人の数)は、1986年で人口10万人に対して112.7人です。それが2010年には234.2人になっています。
 全体(全ての年齢層)で言うと、1986年から微増し、1991年と1992年に156.5人と158.6人、と最初のピークがあります。
 その後は減り続け、1994年かた1997年に横ばい状態になりますが、1998年から一転、増加傾向となっています。

 ここで注目したいのは全ての年齢層の罹病者数のほかに、14歳までの年齢の子どもの罹病者数もグラフになっていると言う点です。
 どうしてこのように区別したかというと、子どもがかかる糖尿病というのは1型糖尿病であるからです。


http://ja.wikipedia.org/wiki/1%E5%9E%8B%E7%B3%96%E5%B0%BF%E7%97%85


 ウイキペディアからの引用になります。
 
 ・・・1型糖尿病は糖尿病の一種である。しかし、生活習慣の影響による糖尿病は2型糖尿病といい、それに対し1型は自己免疫性疾患であるため、両者は全く異なる病気である。

 ・・・2型の主な治療法である食事療法や運動療法を行っても、1型の場合は効果がほとんどない。そのため、インスリン療法を中心に行う。インスリン療法は、強化インスリン療法とその他の治療法に分けられる。

 ・・・今日ではペン型注射器などが開発され、発症者の大半である小児でも自分で打ちやすくなった。

 ・・・発症率(0~14歳)は日本では10万人に約1.5人である(1993年日本糖尿病学会小児糖尿病委員会より) 


 ウイキペディアからの引用は以上です。
 そしてゴメリ州における14歳以下の年齢の子どもが糖尿病(1型糖尿病)を発症した率もグラフになっているのですが、このようになっています。
 このグラフをこのブログでそのまま見られるようにできればよかったのですが、どうもうまくいかないので、文章でお知らせします。

 1986年(チェルノブイリ原発事故発生年)には10万人に対して、3.0人。
 1987年は4.2人。
 1988年は3.7人。
 1989年(チェルノブイリ原発事故から3年後)には9.5人に急に増えました。
 1990年(4年後)には4.9人と減りますが、その後増え続け、全ての年齢層では横ばい状態だった1994年(8年後)から1997年(11年後)の間に1型糖尿病の発症率は一度ピークがきます。
 1991年は6.3人。
 1992年は9.8人。
 1993年は13.0人。
 1994年は16.1人。
 1995年は13.7人。
 1996年(事故から10年後)は13.3人。
 1997年は8.2人。
 1998年は9.0人。
 1999年は9.7人。
 2000年は7.5人。
 2001年は12.1人。
 2002年は8.3人。
 2003年は8.6人。
 2004年は12.7人。
 2005年は14.8人。
 2006年(事故から20年後)は11.0人。
 2007年は8.3人。
 2008年は15.6人。
 2009年は15.2人。
 2010年は13.0人。

 全ての年齢層のほうの発症率は1型と2型糖尿病の合計です。2型は生活習慣が原因である場合がありますので、放射能は関係あるかどうか決定できません。
 しかし1型のほうは自己免疫性疾患であり、その原因が放射能被曝である可能性は全くないとは言えません。

 この発表されたデータには、数字が示されているだけで、放射能被曝との関連性については述べられてはいません。
 患者数が増えたことは認めているものの、原因についてははっきりと記述していないのです。
 
 このデータをもって、放射能被曝のせいで、子供の糖尿病患者が増えた、とは言えません。
 しかし1986年に10万人に対して、3.0人だった発症率が、16.1人、つまり5倍以上にまで増えた時期もあったことや、24年経っても13.0人である、ということは事実です。
 
 モズィリ市糖尿病児童協会の会長さんは福島の原発事故の影響を大変心配しており、
「日本でこれから子供の糖尿病患者が増える可能性がある。」
と話していました。
 そして
「発病してからでは遅い。それに糖尿病以外の病気の患者もチェルノブイリ後増えているのだから、とにかく日本の皆さんは被曝しないように早め、早めに対応策を取っておいてほしい。」
 と何度も私に話していました。

 「ゴメリ州住民の健康と環境」というデータには糖尿病以外の病気のデータも掲載されています。
 これからこのブログ上でその内容を少しずつ翻訳して公開していこうと思っています。

 

セシウム測定ミスでNHKあさイチが謝罪

2011-11-25 | 放射能関連情報
セシウム測定ミスでNHKあさイチが謝罪(時事通信) - goo ニュース

セシウム測定ミスでNHKあさイチが謝罪
2011年11月24日(木)13:03
 NHKは24日、朝の情報番組「あさイチ」で10月17日に放送した「放射線大丈夫?日本列島・食卓まるごと調査」で、協力家庭の食事サンプルから検出したと報じた放射性物質セシウム134の値が誤りだったとして、番組内で訂正し、謝罪した。

 NHKによると、北海道、福島県、東京都などの家庭の測定値は別の放射性物質のもので、再検証の結果、セシウム134は検出限界以下だったという。

 NHKは検証番組を12月15日に放送する。 

[時事通信社]

・・・・・・・・・・・・・・

 番組内ではバベンコさんにわざわざ測定結果を見せて意見を求めたのにねえ・・・。
 このご家族の方々も後になって
「実は間違いでした。」
と言われたら、混乱しちゃいますよね。
 原因は何でも分析した装置の調整不備だったらしいですけど、こういうことが起こるたび
「何を信じたらいいのか分からない・・・。」
と日本人がますます不安になってしまうんですよ。マスコミはもっとしっかりしてほしいです。
 とにかく12月15日の検証番組を見ることにしましょう。

 こちらがあさイチ!のHPです。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/

 このHPから放射能報道への意見を送信できます。 

「自分と子どもを放射能から守るには」のメッセージビデオ

2011-11-19 | 放射能関連情報
 世界文化社が発行した「自分と子どもを放射能から守るには」をアマゾンで取り扱っていることをお知らせしていますが、このたび、メッセージビデオが作られました。アマゾンのサイトから見ることができますのでぜひご覧ください。

http://www.amazon.co.jp/dp/4418113185/


 筆者のバベンコさんから日本の皆様へのメッセージ、ぜひお聞きください。
 私も登場してスケールの大きいことを話しています。(^^;)
 今でも思うんですけど、やはり放射能汚染の問題は、病気になるならない、という問題だけではなく、これからの社会をどうしていくのか私たち人類が問われている・・・と思います。
 また一人一人の私たちの生き方もこれからどうするのか、問いかけてくる・・・これが原発と放射能が与えた質問だと思います。

 それから画面の左上に出てくる別画面ですが、これはベルラド研究所作成の教育ビデオ作品「自分を放射能の影響から守るには」(←本のタイトルとほとんど同じ・・・。)(^^;)からいくつかのシーンが選ばれて挿入されたものです。
 WBCで体内放射能の測定を受けているのはミンスク州に住む子どもたちです。

 このメッセージビデオにはベラルーシ音楽が使われています。
 ベラルーシ語の歌なので、日本ではあまり聞くことがないと思いますのでぜひアクセスしてみてください。
 楽曲のタイトルは「お休み、私の小さな花」です。
 歌詞の日本語訳などこの曲についての詳しーい解説はこちらのブログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/mitsubachimasa


 
 


朝日新聞記事より

2011-11-19 | 放射能関連情報
 朝日新聞11月19日付記事
チェルノブイリ、内部被曝なお ロシアの小児科医報告

http://www.asahi.com/national/update/1119/TKY201111180717.html


 ロシアの小児科医の報告、となっていますが、調査されたのはベラルーシの子どもです。
(ベラルーシがロシアの中にある町だとか地域だとかと勘違いなさらぬようお願いします。ベラルーシは国名です。)


 11月7日付記事「子の健康管理の参考に」 チェルノブイリ調査団が帰国

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201111070483.html


 日本でも早く手軽に食品の放射能の測定ができるようになればいいですね。