電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

Kindle PaperWhite でいろいろ読んで見た

2020年08月07日 06時01分22秒 | コンピュータ
到着した Kindle PaperWhite で、まずは試しにいろいろ読んでみました。

  • 芥川龍之介『杜子春』 青空文庫
  • Kindle Paperwhite ユーザーズガイド 第8版
  • 集英社『学習まんが 日本の歴史 試し読み版2』

芥川の『杜子春』は、面白く読めました。文庫本のほうが小さくて軽いだろうけれど、文字の大きさを変えられるのはありがたいです。ただ、話の筋道を知っている短編ならば、あとどれくらいで読み終えるかがつかめますが、未読の長編だと、今どのあたりなのかよくわからない。紙の本ならば、残りページ数がすぐにわかりますので、佳境に入って「もうすぐだ」と残り惜しい気持ちを持ちつつペースアップするものですが、これはそういうわけにはいきません。「重くない」ことの代償は意外に重いのかも。
文章で説明されるユーザーズガイドは、なかなか辛抱がいります。しばらく使ってみたあとで、じっくり確かめながら読むのが良いようです。
『学習まんが』のほうは、適しているのかなと思いましたら、セリフが小さすぎて読めない。セリフが読み取れるくらいに拡大すると、ページ全体が入りません。これはむしろ大きいパソコン画面のほうが適しているようです。
結局は、文庫本のようなスタイルのものが一番適しているようです。むむ、それなら『電網郊外散歩道選集』サンプルはどうだろう?

現在、編集作業中の『電網郊外散歩道選集』週末農業・定年農業編のサンプルとして、2005年の分だけを試してみました。元ファイルはブログをバックアップしたテキストファイルですが、これを「週末農業・定年農業」カテゴリーだけを抽出するawkスクリプトで加工し、LibreOffice で編集しているものです。これを次の2種類の形式で保存し、Amazon のアカウントに「パーソナル・ドキュメント」としてメールに添付した上、題名を「変換」として送信すると、Kindle の形式に変換してくれるのだそうです。

  1. myblog-2005-sample.pdf LibreOfficeでpdfにエクスポートしたもの
  2. myblog-2005-sample.doc LibreOfficeでMS-Wordの.doc形式で保存したもの

このうち、pdf 形式のものは、まだ試行段階だそうで、こんな感じ。




ええっ、これじゃあ意味不明! PDF で送るのはまるで実用にはなりません。

では、MS-Word の形式ではどうか。こちらは、なんとかうまくいきました。この件は、また次回。


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6 コメント

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こんばんは (クラシカルな某)
2020-08-09 21:39:22
  Kindle については、興味ありながらも購入を先延ばしし続けていますが、しかし・・・。   
   
 コンテンツによってはかなり廉価に、しかも即時に入手可能という魅力は大きいです。   
 寺田寅彦のエッセイでも、アナトール・フランスのような作家のものなども・・・古本ですら入手が難しいものも意外と、そして色々とラインナップされていますし。   
 また、音楽関係では、セルの伝記本と言える "George Szell: A Life of Music (Music in American Life)" などは紙媒体の普通の本よりも格段に廉価のようですし。   
   
 いずれまた行なわれるであろう「アマゾンなんとかセール」の折りなどに、わたくしも kindle を得たいと思います。   
   
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未だ電子書籍未体験にて (おなら出ちゃっ太)
2020-08-09 22:34:04
なるほどー、あとどれくらい、という物理的な残量が見えるのも本の良さだったのですね、気づきませんでした。
この点については、映画だと土壇場の逆転が読めないけど、本なら残りページから見て大きな逆転はないことが類推できるくらいには感じていましたが。
残量が見えることのメリットは、本当に気づいておらず、目から鰻が落ちたようです、いや鱗か。

「重くない」ことの代償は意外に重い、もなかなか洒落たフレーズですな。
剽窃したくなるですよ!


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クラシカルな某 さん、 (narkejp)
2020-08-10 08:58:50
コメント&情報をありがとうございます。当方の購入目的の第一が、自分のブログの過去記事を時系列で読むことができるように、電子本化するというものでしたので、Kindle Paperwihite を選択したのでしたが、Kindle 本にも探せばいろいろありそうですね。Szell の本などはたしかに魅力的です。夏目漱石の有名作品以外のものや寺田寅彦のエッセイなどは、わざわざ全集を借りてくる必要もなく、良さそうですね。ゆっくりと探してみたいと思います。
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おなら出ちゃっ太 さん、 (narkejp)
2020-08-10 09:03:29
コメントありがとうございます。例えば『本好きの下克上』WEB版のPDFファイルだと、Linux のドキュメントビューアで読んでいますが、現在の頁/全頁数 という表示がありますので、あとどのくらいかがわかりますが、Kindle の場合は全く頁だけですので、残り具合が見当がつきません。たぶん、何か設定があって、全体の中の位置づけを表示する機能があるのかもしれませんが、デフォルトではない、ということですね。
やっぱり「重くない」ことの代償は、けっこう重いのですよ(^o^)/
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Unknown (みっち)
2020-08-10 11:03:17
こんにちは、お久しぶりです。みっちです。
Kindleの記事だったので、反応してしまいました。(笑)

>未読の長編だと、今どのあたりなのかよくわからない...

あれ、画面端にバーコードが出て、%も表示されませんか?
みっちのKindleは10年前のKindle3ですけどね。性能的にはまだ使え、日中の明るい光の下では液晶よりずっと見やすいのですが、最近は通勤がなくなって、電車内で読むことがなくなったので、ほぼ休止状態です。(汗)
今はもっぱらMacBook上のKindleアプリを使っています。パソコンですと表示面積が倍以上(2段の段組表示にしています)になって読みやすいので楽ですし、辞書引きやネット検索の容易さなどから手放せません。パソコン版ですと総ページ数・現在ページほかの情報も常時表示されてますけど、表示フォーマットが自由に変えられるKindleにとっては「ページ数」の意味は薄いです。
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みっち さん、 (narkejp)
2020-08-10 15:43:01
コメント&情報をありがとうございます。画像のように、デフォルトでは何も表示されなかったのですが、いつのまにか最下行に虫眼鏡でないと見えないような文字で左端に「位置No.XXX」と右端に「XX%」という表示が出てきました。ここをタップすると、消えるみたいです。また、「移動」メニューで数字を指定して、位置移動できるようですが、myblog-2005-sample.doc 文書では、いまのところトップページが「表紙」になり、あとは「最後のページ」があるだけで、章立てもなにもないみたい。このへん、Kindle 向けの独自編集が必要なようです。
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