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電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

通勤の音楽の昔と今

2007年06月05日 06時00分13秒 | クラシック音楽
1980年代の中ごろは、通勤時間が一番長い時期でした。おおよそ片道40kmから50kmくらいの距離を、夏場はおよそ1時間弱、冬場は1時間半をかけて通勤しておりました。

この頃の通勤の友が、カセットテープ主体のカーステレオでした。カセットテープの収納と運搬を兼ねたキャリー・ボックスにLPレコードからダビングしたお気に入りのテープを入れ、順番に聴きながら往復の通勤を楽しんでおりました。もちろん、中身はときどき入れ替わるのですが、この時期のお気に入りの曲目が、写真になって残っています。それがこれ。



で、気づいたのですが、これらの曲目、演奏時間が長い曲が多い。1時間から1時間半くらいのものが多いようです。当時はマーラー・ブームだった、という背景はたしかにあるけれど、それ以外にも2種類の「わが祖国」とかブルックナーの8番、あるいはドヴォルザークの「スターバト・マーテル」とか、やけに長い曲が多い。もしかするとこれは、無意識のうちに往復の通勤時間に合わせていたのかもしれません。「片道で、あるいは往復すると、ちょうど聴き終わる」とか。

今は、通勤がごく近くなりましたので、こうした大曲は出番が減りました。どちらかといえば積読状態だったCDを選んで、車に運び込んでいます。モーツァルトのホルン協奏曲集とか、シューベルトの遺作の弦楽五重奏曲とか、初期の交響曲などです。LPレコードは車に持ち込めませんが、CDなら持ち込めます。ダビングする手間が減ったのは良いけれど、一本のテープにどう録音するかをあれこれ考えたり、インデックスを作ったりする楽しみは確実に減りました(^o^)/
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Unknown (e g u c h i)
2007-06-06 12:25:39
以前に片道30キロのクルマ通勤のときはカセットテープを良く聴きました。ただ、郊外から東京へのルートでしたので、時間はまちまち。速いと小一時間、大渋滞のときは3時間ということも。その日の“流れ具合”に合わせて曲を選びましたが、やはり長めのものが増えますね。都内の事務所に着くころに曲の方も上手く終わってくれると、ストレスも溜まらず良いのですが、、、
今は、通勤時間ゼロ(ようするに事務所兼自宅です)。
音楽を聴く時間(読書の時間も)がめっきり減りました。
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e g u c h i さん、 (narkejp)
2007-06-06 19:45:36
コメントありがとうございます。長距離あるいは長時間通勤というのは、その最中にはたいへんなのですが、過ぎてみるとよく音楽を聴けたという点で、よい時間だった面もたしかにありますね。
>今は、通勤時間ゼロ(ようするに事務所兼自宅です)。
>音楽を聴く時間(読書の時間も)がめっきり減りました。
たしかに、通勤時間が短いと自己管理が難しい面もあると思います(^_^)/
不愉快なことがあると、家族に八つ当たりしたりして。長距離通勤の時は、音楽を聴いているうちにクールダウンできる面がありましたね。
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