厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2021年61冊目『教養としての腕時計選び』は、時計の教養を身につけることでより時間を楽しみたいビジネスパーソンにおすすめ

2021-01-28 13:13:46 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

携帯電話やスマートフォンの普及によって「腕時計は不要だ」という声が高まる一方で、「腕時計が大好きだ」という人も確実に増えています。

実際、日本市場におけるスイス時計の輸入額は、2000年が約600億円だったが、2019年は約1840億円と約3倍になっており、しかもセイコーやシチズンをはじめとする強力な国産ブランドも好調です。

しかも、高級腕時計が本数金額ともに増えている一方で、安価な腕時計は本数も金額も減少しているという現状もあります。

これらは、腕時計が自分自身のセンスやスタイルを表現し、さらに前向きな気持ちを高めてくれる存在になっているのではないでしょうか。

この本では、腕時計の深淵なる世界を歴史や文化的側面から探ることで、時計の教養を身につけ、より深く腕時計を愛してもらうことを目的としています。

 

時間を大切にしよう、時間を楽しもうと考えると、便利さ優先のスマートフォンやスマートウォッチではちょっと物足りないと感じます。

ブランドバリューや価格といった表層的なことではなく、時計と時間をとりまく文化や歴史、物語といった〝教養〟を本書から身につけましょう。

ビジネスパーソンも、自分が身につけている腕時計に関する教養を、選んだ理由とともに語ることができたらイイですよね。

 

【my pick-up】

◎時計愛好家もひれ伏す「雲上の時計ブランド」

「パテックフィリップ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」「オーデマピゲ」「ブレゲ」「A・ランゲ&ゾーネ」

とりあえずこの5つの雲上ブランドであれば、どんな時計愛好家であっても一目置いてもらえるだろう。

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2021年60冊目『バズる書き方』は、SNS時代に多くの人に読まれ心を動かす作文の方法

2021-01-24 15:47:42 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

SNSで誰もが手軽に発信できる「1億総書き手」時代が訪れました。

しかし、勘違いしてはいけないポイントとバズらせる書き方が、それぞれ2つあると本書では指摘します。

 

SNSといっても短文を投稿するツイッターやインスタグラムなどでは「書き手」とは呼べない。

ある程度長い文章を書くこと。

「何でもかんでも発信すればいい」わけではない。

いったん書き上げたものを読み直しては手を加える、つまり「推敲」を重ねること。

 

東大卒の秀才でも絶望的に文書が下手な人もいれば、ほとんど本なんか読んだことがなくても天才的に文章がうまい人もいます。

その違いは何なのか?

著者の成毛眞さんの投稿は、フェイスブックページで編集履歴から見ることができます。本書中の例文はすべて成毛さんや知人の実例であり、多くの人に読まれ心を動かす文書を、推敲前と推敲後を比較しながら確認してみましょう。

 

【my pick-up】

◎3日に1回、複数投稿が最強

私も、SNSに投稿するのはだいたい2~3日に1日というペースである。投稿どころかSNSを開くことすら毎日の習慣ではない。毎日だと読む人を食傷気味にさせてしまう恐れがあるのだ。読む人からすれば毎日は見たくないのである。ただしその1日のなかでは複数回投稿することをおすすめする。1つは、別テーマで複数回投稿し、より多くの読者をつかまえる。投稿頻度を低くするぶん、投稿内容には幅を持たせる。それには幅広いネタ元が必要だ。もう1つは、1テーマで複数回投稿し、少数の読者を確実につかまえる。語りたいことが2000字程度に収まらないときは複数回に分けて投稿する。

◎遠慮気味に書くと下手になる

投稿の最後に「合わせてぜひ!」と書かれているが、これでは生ぬるい。「私からもお願いします。ぜひともご協力ください」などと書けばいいのだ。「一緒にやりましょう!」と強く呼びかけるのがもっとも効果的に決まっている。協力を仰ぐには読者の心にストレートに訴える必要がある。そこに遠慮や忖度はいらないのである。ちなみに何かを呼びかけるときは、当然だが、そう書くだけでなく自分も実際に行動したうえで投稿するべきだ。それに触れるかどうかは個々人の価値観による。「私も、ささやかながら協力しました」などと書いてもいいし、あくまでも「陰徳」としたいのなら触れなくていい。

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2021年59冊目『「やりたいこと」が見つかる時間編集術』は、〝アンプロダクティブタイム〟を増やして快適に生きることを目指す

2021-01-24 15:39:27 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本で紹介する「時間を2つに分けて、4つの資産を増やす」ことで、本当にやりたいことが見つかり、さらに人生も豊かになっていきます。

 

・「人生のルール」とは、4つの資産を「時間」→「能力」→「人脈」→「お金」の順で増やすこと。

・「アンプロダクティブタイム」(非生産的な時間)を増やすために、「プロダクティブタイム」(生産的な時間)では時間のコスパを徹底的に高める。

・「アンプロダクティブタイム」とは何もしない時間のこと。

 

重要なのは、「やりたいこと」よりも「時代に合っていること」。ただ、そこには「コツ」があるので、その「コツ」について本書で詳しく書いています。

多量の情報が氾濫する中で、誰もが混乱している今だからこそ、「情報を集めて編む」という「編集」が注目されています。そこで、著者の「編集」スキルを「時間の使い方」や「生き方」に活かす方法が役に立つのです。

 

この本は僕にとって7冊目になりますが、自分のダメな部分をさらけ出しているので恥ずかしい内容になっています。ダメな僕が書くからこそ、多くの人に役立つと思い、恥をしのんで書くことにしました。(まえがきより)

 

コロナウイルスがもたらしたのは、一部の超金持ちとそのおこぼれに預かる大多数の二極化の加速です。

そんな状況の中、本書で提案しているのは「適度に快適に生きる方法」です。

「アンプロダクティブタイム」を人生のメインにおきましょう。

 

【my pick-up】

◎オンライン会議は10分で

テレワーク化により、「できる人」「できない人」の二極化が進むのも事実です。自己管理できる人はどんどん良くなるし、できない人は悪くなるのです。テレワークしている時間は「プロダクティブタイム」ですから、徹底的に時短を目指します。とくに、僕がテレワークで大きく変わったのが会議だと思っています。オンライン会議がOKになったのはかなりの革命と言っていい。10分は極端かもしれませんが、長くても30分で終えることは可能でしょう。そのためにも重要なのが事前準備です。オンライン会議で使う資料は事前に送るなど、時短するための工夫は必要です。

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2021年58冊目『中小企業経営者のための「RPA」入門』は、中小企業に適したRPAの導入方法を教えてくれる

2021-01-24 15:30:35 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

2015~2017年の中小企業の労働分配率(人件費が付加価値に占める割合)を見ると、70%に近い数値で高止まりしています。

実際、中小企業の業務は、データの転記等の単純作業や人的エラーによる作業のやり直しが多いのが現状です。これらの作業にかかっている時間を、付加価値を生み出す業務に振り向ける必要があります。

そのための手段として有効だと考えられているのが、RPA(Robotic Process Automation)です。

この本では、中小企業に合ったRPAのやり方について解説するものです。

 

中小企業にRPAを導入する際には、検討の段階で全社業務の棚卸し、見直しはしないでください。

業務標準や運用ルールを作る必要はありません。

RPAは使っていくうちに、自然と業務の整流化を実現できるものです。

 

RPAとはどういうものかを改めて紹介し、世間によくある誤解を解き、中小企業に適したRPAの導入方法と、中小企業向けのRPAツールとはどのようなものかを説明していきます。

大企業に比べ、中小企業はRPAの導入が遅れています。経営リソース(人材不足など)といった問題をもとに、どうすれば中小企業でRPAが浸透し、労働生産性を高められるかに特化した1冊です。

 

【my pick-up】

◎こんなに多いムダな仕事

労働生産性が高くならない大きな理由は、間接的業務の時間が多いことです。人が行う作業の中で最も価値を生まないと思われるのが転記(システムとシステムをつなぐ際に発生する転記)です。特に中小企業では、IT化が遅れ、情報を一元化するシステムを備えていないことから転記が多くなるのです。転記は、企業活動に必要ではなく、さまざまなシステムを作ったがために、その「つなぎ」のために発生した作業です。したがって、なんとかしてなくすべき作業だといえます。一方で、企業活動に欠かせないが、それ自体は価値を生まない仕事があります。中小企業にとって経理業務がそれにあたり、代表的なものが仕訳入力です。中小企業ではこのような作業は、なんらかの形で省力化することが必要でしょう。

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2021年57冊目『ひとり会社で6億稼ぐ仕事術』は、成功の裏にある著者の膨大な努力を強く感じた

2021-01-21 14:33:27 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

自分が幸せと感じることができる成功を掴み取ることは、誰でもできます。

 

この本では、そうしたことに気づけるきっかけとなるような、著者が苦労して得たノウハウが記載されています。

成功するのに大事なポイント

・目標を持つ

・インプットを強化する

・アウトプットする癖をつける

・まずはやってみる

・失敗を恐れない

 

本書の全体を通して貫かれているのは、「成功するためには膨大な量の努力が必要になる」ということ。そうしたものの積み重ねが成功するための一番の近道だと著者は考えています。

 

【my pick-up】

◎意見を持ち、発言する

会議などの場では可能な限り発言してください。発言しなければ会議に参加している意味がありません。自分の意見や感想をきちんと持って会議に臨むことが非常に大事です。自ら情報を発信し、考えをきちんと相手に伝えることで、脳が活性化し、自身のアイデアがブラッシュアップされていく可能性が高まります。意見を言う際に注意すべきことは、他者の意見や施策の批判だけをするのではいけないということです。その人の意見やアイデアをどうやったら形にできるのか、どうやったら成功する確率が上がるのかを一緒になって考え、前向きな提案をすることが重要です。

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