上位20%に入れる人だけが一生成功する ~会社が必要とする人の成功法則~ 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2013-06-29 |
評価 (3点/5点満点)
SBIモーゲージ取締役の横山信治さんが、30年のサラリーマン生活で見てきた経験に基づく成功の秘訣を紹介します。
ビジネスパーソンは高校、大学の上位1%でなくても会社に入れ、会社でも上位20%に入れば成功者と呼ばれます。会社で上位20%の人間とはどんな人なのか、一定の法則があり、それを実践可能かつ効果のある項目としてまとめています。
・電話が鳴っているのに、自分の仕事に没頭し電話を取らないことはありませんか?
・上司や先輩が話しかけてきたとき、席に座ったまま話していることはありませんか?
・上司からの指示に対し、第一声は「はい。わかりました」と言っていますか?
・出社時、外出時、退社時に大きな声であいさつしていますか?
・コートを着たまま、会社内で上司に話しかけることはありませんか?
これらは、どれも簡単に改善できることです。でも、できていない人は結構いるのではないでしょうか。上司はあなたの日々の行動をよく見ているものです。
また、著者の横山さんの意外な過去も本書で知ることができました。上方落語協会最年少落語家として、松竹芸能に所属し、子供の落語家としてテレビ等に出ていたとのこと。当時の師匠の10番弟子が横山さんで、11番弟子が笑福亭鶴瓶さんだったそうです。
【my pick-up】
◎苦手なことは人に頼む+ギブ&テイクの関係を忘れない
私は前職で営業が得意でしたが事務作業が苦手でした。前職はカード会社なので年に数回カード獲得キャンペーンがあります。
カードの獲得は苦にならないのですが、回収したカード申込書の入力作業や事務処理作業に多大な時間が取られて困っていました。
そこで、カードの獲得が苦手な人と相談し、その人の分までカードを獲得する代わりに事務作業を依頼しました。いつもカードキャンペーンでノルマを達成できなかった同僚に非常に喜ばれました。私も得意な分野に時間を投資することができます。
◎読書は知恵・情報・洞察力を与えてくれる
上位20%の人は、おしなべて読書家です。
本を読むことにより知恵、情報、洞察力を与えてくれます。また、精神を高めることもできます。先哲の経験をほんの数時間で自分のものにできるのです。こんなに素晴らしいことはありません。
本とテレビの決定的な違いは、本は能動的で、テレビは受動的だということです。この、「読む」「考える」「整理する」行為により思考能力が上がります。
素晴らしい本との出会いは人生観を変えてくれます。時間を捻出してでも極力本を読むことをおすすめします。