評価 (3点/5点満点)
2016年最後、200冊目の紹介です!
著者の伊庭正康さんが本書で言いたいことは、「能力はそのままに」「性格もそのままに」「転職をしなくても」「ましてや独立なんかしなくても」、どんな人でもちょっとした“とらわれ”を捨てるだけで、フワリと上昇気流に乗り、今とはまったく別の世界に行けるということです。
ムダなやり方、当たり前、とらわれ、いい人、損得、心のクセを捨てれば、常に自分で決めることができます。成果を上げるには、みんなと同じことをしていてはダメなのです。
自分の頭で考えて、決めることができる人は、ほかの誰よりも多くの選択肢を見つけることができるもの。そして、混雑のない自分にとって歩きやすい道を選びとり、誰よりも早く目的地にたどり着くことができる。
とらわれを捨てる→自分の頭で考える→本当に必要なことが見える→自分で決める、迷いや不安、後悔をなくすそんな好循環を本書から作っていきましょう。
【my pick-up】
◎捨てるべきこと18-つい、“過去の話”をするクセ
そもそも「昔のほうがよかった」なんてことは、戦争でも起きない限りありえない。世の中は、時代の変化に合わせて確実に進化しているからだ。「昔のほうがよかった」という人は、ただ、今に適応しようとせず、過去にしがみついているだけでしかない。
◎捨てるべきこと28-「弱音を吐かない」という美意識
弱音を吐かない人というのは、よほど注意しない限り、どうしても人に厳しくなりがちだ。これが人を遠ざけてしまうことにつながるのだ。弱音を吐くと人が集まる。弱音を吐くことは、「人に頼る力」でもあるのだ。弱音を吐けることも、大切なスキルのひとつなのだ。
◎捨てるべきこと31-ポイントカード
ポイントカードがあると、毎回同じ店にいくようになる。そうなると、当然新しいことを体験する機会は少なくなる。このことを問題と思えるかどうかが大事なのだ。還元率を見てほしい。この数字に私たちの人生を変えるインパクトはどこにもない。ポイントカードなどそんなものだ。
◎捨てるべきこと40-人の顔色を気にするクセ
自分の軸を持たない人は信頼されることもない。リーダーとしてチームを運営する際に絶対に不可欠なことは、「方向を示すこと」と「ブレないこと」である。まずは「自分の意志」を示すことだ。会議でもそうだ。今まで、誰かが発言するまで待っていたという人なら、自らが率先して発言してみよう。
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