評価 (3点/5点満点)
ハーバード・ビジネススクール教授のロバート・スティーヴン・カプラン氏が、2011年に出した『WHAT TO ASK THE PERSON IN THE MIRROR』の翻訳版です。
この本の柱となる考え方は、「重要なことにいつ、どうやって疑問を抱くべきかがわかれば、若手のプロフェッショナルであれ上級管理職であれ、組織と自身のキャリアをよりコントロールできるようになる」というものです。
疑問を抱く習慣を身につけること-自身の組織や業界はもとより、自身の性格や背景や現状にもあてはまる問いを見つけることです。
その際のポイントは2つ。「的を射るような疑問を抱くこと」そして「定期的に物事から一歩距離を置いて疑問を抱く習慣を身につけること」です。
・なぜ、この職場で働くのですか?
・この組織の何を気に入っていますか?
・あなたがこの仕事をする必要が本当にありますか?
・部下へのフィードバックをためらう理由は何ですか?
・掲げている目標通りに行動していますか?
課題を発見・設定できれば、解決はそれほど難しくはない。リーダーの課題発見のために必要な、疑問の技術を追求した1冊です。
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