評価 (3点/5点満点)
東大医学部生時代から教育プロデューサーとして活動を始め、ゴースト暗算(2桁×2桁の掛け算を6時間でマスター)などの勉強法を考えて試してきた著者が、特に効果の大きかったと確信できるメソッドを紹介しています。
知的生産力とは、「日々の目的をすばやくこなす能力」で、「持ち時間」「集中に入る力」「集中を継続する力」の三本柱から成るとしています。
「持ち時間」:1日の持ち時間を増やすように考えること。脳のパフォーマンスを上げられたなら、体感的な持ち時間も長くできる。
「集中に入る力」:すぐに集中状態をつくれる人が、より高い知的生産力を発揮できる。一時的にでも娯楽をワキに置きたいなら、制限するのではなく遮断する。それが娯楽を忘れるための唯一の方策。
「集中を継続する力」:集中状態を継続できてこそはじめて知的生産力は最大化される。邪念は消すのではなく、別の何かで相殺する。
なるべく多くの時間に集中できれば、自ずと成果があがるということを、脳の仕組み等をうまく活用しつつ実践的に証明した1冊だと思います。
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