ビジネスモデル分析術2 数字とストーリーでわかるあの会社のビジョンと戦略 価格:¥ 1,944(税込) 発売日:2014-05-29 |
評価 (3点/5点満点)
この本では、以下のグローバル企業と日本企業を、①沿革と経営理念、②主要な数字、③ビジネスモデル分析、④経営戦略と注目ポイント、⑤決算書分析、⑥分析に使用した資料に沿って、ケーススタディ方式で分析しています。
通信業(AT&T vs ソフトバンク)
スポーツ用品メーカー(ナイキ vs アシックス)
流通業(ウォルマート vs イオン)
製造小売業(イケア vs ニトリ)
保険業(バークシャー・ハサウェイ vs ライフネット生命)
本書でのビジネスモデルは、「広い意味でのビジネスモデル」です。つまり、商流だけでなく、経営者の思想や戦略、製品というように、企業が収益を上げるための活動全体にスポットを当てています。
儲かっている企業とそうでない企業の違いは、ビジネスモデル自体の構造よりも、同じようなビジネスモデルから収益を上げる工夫の違いです。それはまさに、経営者の思想や組織風土、戦略の違いから生まれるのです。
著者の経歴から、決算分析が中心だと思っていましたが、実際読んでみると上記のような内容で、注目企業・業界のビジネス全体を見ることができました。
1年前に刊行されている第1弾も読もうと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます