評価 (3点/5点満点)
この本では、IBMのCPS(カスタマー・プランニング・セッション)という会議手法が紹介されています。
会議のムダには7つの類型があり、それに対応するCPSの「7つのルール」を守ることで、ムダをなくすことができるというものです。
会議の7つのムダとそれを解決する7つのルール
1.不規則発言⇒「Listen」(人の話を聞け)
2.散漫⇒「Think」(考えろ)
3.冗長⇒「Talk net」(簡潔に話せ)
4.テーマのスリップ⇒「1 subject at a time」(1テーマに絞れ)
5.不明瞭⇒「State clearly」(明確に述べよ)
6.他人事⇒「Be Decisive」(自分の意思で決定せよ)
7.対立⇒「Unanimous agreement」(全会一致で合意せよ)
以上の7つのルールの実践のための具体的なコツが多数示されています。
「短時間で議論の掘り下げが行われ、そして決める」
このような会議の実現は、企業の生産性向上にとって極めて重要な課題であり、本書はその課題を解決するシンプルかつパワフルなテクニックを提示してくれています。
【my pick-up】
◎「対案なければ賛成」を確認
「相手の意見以上の対案が出せなければ、賛成する」という原則が決められています。これはつまり、誰かの意見に反対しようと思ったら、なぜ自分の案の方が優れていると思うのか、論拠を明確にして他のメンバーを説得しなければならないということです。
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