アナログ主義の情報術 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2010-06-11 |
評価 (3点/5点満点)
出版プロデューサー・著述家で、「名古屋」や「県民性」をテーマにした著書が多い岩中祥史さんによる、情報との接し方、その活かし方に関する本です。
インターネットなどから得るデジタルの情報はたしかに役に立つものの、あくまで補助的な存在でしかなく、アナログこそお金も時間も手間もかかるが、情報発信の最大の武器であるというのが本書の主張です。
現場主義に徹した丹念な取材の経験が、この主張の裏づけとなっており、様々なエピソードが紹介されていてなかなか面白いです。
ほかの人が気づいていない新たな発想・視点をどんどん生み出す仕組みを自分の中に作りあげましょう。
【my pick-up】
◎女性誌を男が買えば、人目を気にしないトレーニングができ、独創力がつちかわれる
女性が女性誌を読み、男性が男性誌を読む、という常識的な行為からは、一般的な情報しか集められない。まして、独創的な情報発信など、望むべくもないだろう。
他に負けない情報収集力を持つための第一歩は、「人のしないことをする」である。
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