厳選!ビジネス書 今年の200冊

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今年131冊目『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』

2008-12-25 00:40:33 | おすすめビジネス書

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書) 仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)
価格:¥ 777(税込)
発売日:2008-05-29

評価  (4点/5点満点)

著者はパーソナルトレーナーで、『レバレッジシリーズ』の著者である本田直之さんや、『仕組み仕事術』の泉正人さんもクライアントとなっている山本ケイイチさん。

時代を察知する能力の高いビジネスパーソンは、仕事に取り組むのと同じくらい熱心に、筋肉を鍛えることに時間とお金を投資していて、「仕事ができる人は、トレーニングをやっても優秀である」と主張しています。

それは、目的を明確にする⇒有効で現実的な目標を期限と数値で設定する⇒目標達成のためになすべきことを具体的な行動に落とし込む⇒行動を継続するための仕組みをつくる⇒実行する、という成果を上げるための方法論がビジネスもトレーニングもまったく同じだからです。

また、トレーニングの効果はメンタルにも波及するので、ビジネスにもよい影響を与えます。

本書では、トレーニングの原理原則とよいトレーニングを続けるための考え方が、著者のトレーナーとしてのこれまでの経験から述べられており、主体的かつ継続的に体を鍛える一歩を踏み出す大きな動機づけとなってくれます。

【トレーニングとは】

  • トレーニングとは、地位も肩書きも抜きにした、素のままの自分を客観的に認識し、それを磨き上げる作業である。
  • トレーニングの目的が、たんに筋肉をつけたり痩せたりすることではなく、健康・仕事・家庭といった、その人のライフスタイル全体に好影響を与えること、言い換えればQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上にまで発展する。

【脂肪を燃やす有酸素運動のポイント】

  • 有酸素運動の効果を上げるには、長時間の運動が適している。30分以上続けると、脂肪が燃えてくるからだ。
  • 食事を減らすことだけで減量すると、効果は出やすいが、どうしても栄養の不足や偏りが生じてしまい、健康に悪い。さらに運動をせずに減食すると、筋肉量が大幅に低下するおそれがある。
  • 痩せるのが目的なら、体がエネルギー不足の状態にある早朝に運動するのが効果的だ。
  • 有酸素運動の場合、脂肪酸が血液中に少ないときをねらって行うと効果的で、始める前には食べないほうがいい。運動を終えた後は、ストレッチングなどをしながら、食事までに最低でも30分くらいは空けたほうがいい。運動直後はエネルギーが枯渇した状態なので、そこで食事をすると、必要以上に吸収が高まってしまう。1時間走った、じゃあおなかが空いたからスパゲティでも食べよう、などというのは、最も太るパターンだ。
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