評価 (3点/5点満点)
著者は、元予備校講師で、現在はロースクール・MBA志望者などを対象に文章、論理の指導を行うほか、企業でもライティング指導を行っている吉岡友治さん。
この本では、よくある言い回しを手がかりにその問題点を探り、そこで本来働くべき論理とは何かを整理し論理の仕組みを明らかにして、それを元に最初の発言や文章を修正してよりよい発言や文章にしていきます。
みなさんは、仕事や人付き合いの場で「結局何が言いたいの?」と言われたり、プレゼンでいい評価が得られなかったり、説明不足が原因でトラブルや言い争いに巻き込まれたり、という経験はないでしょうか?
・思ったまま、感じたままに話すのではなく、自分が今どんな問題について何を言っているのか、それに対して聞き手がどのような反応をするか、意識しながら話したり書いたりする。
・もっと徹底的に「他人の期待に応えて」文章を書いたり、話をしたりする。
・論理は、年上や年下、男女の差、上司や部下、取引先など、立場や民族や地位や年齢の違いを乗り越えて、ものごとを伝えられる手がかり。
・まず、自分の考え方、話し方の無意識の癖に気づく。それから、本来の論理からどれだけずれているか見直す。
日常で使っている言葉や表現が、主張や根拠を明確に示し、相手が納得しているか。具体的な事例がたくさん紹介されているので、いいチェックになると思います。
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