厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2015年199冊目『こだわらない。』

2015-11-24 11:46:11 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

元結不動密蔵院の住職で著書も多い名取芳彦(ほうげん)さんが、こだわりを消して心が軽くなるヒントを提供します。

本来生きるのはそんなに難しくないのに、こだわりを持つことで苦しみ、もがくことになってしまいます。それは、これまでの知識や経験では埋めることができない黒い穴のようなもの。この本では、そうして避けて通ってきた目の前にある穴を埋めて、少しでも安心して堂々と臆することなく人生を歩むために書かれたものです。

掲載されている48それぞれの項目を人生の穴に見立て、「自分はこの穴をどうやって埋めただろう」「この穴はどの教えで埋めたことになるのだろう」と、名取さんご自身の経験を振り返ります。皆さんが持っている知識と経験に、先人たちの仏教の知恵と経験を加えれば、みるみるうちに埋まる穴がたくさんあります。

平凡な自分にこだわらない/やりたいことにこだわらない/人からの評価にこだわらない/自分の性格にこだわらない/恋の執着にこだわらない/他人の性格にこだわらない/思い込みにこだわらない/足りないことにこだわらない/過去と未来にこだわらない

本書を読んで仏教は、いつどんなことが起こっても心おだやかでいたい人のための教えであるように思いました。仕事とかで慌しい中でも、こういう考え方を時には持ちたいものです。

【my pick-up】

◎悪口を言っても、それだけで終わらせない

昔から「人の悪口は言わないほうがいい」と処世訓として言い伝えられているのは、メリットよりもはるかに多くのデメリットがあるからです。悪口を言う人の多くは、問題を解決するために自分から行動することはほとんどありません。この点で無責任なのです。悪口を悪口で終わらせないために、「まあ、そうは言っても、あの人にはあの人なりの悩みがあるのでしょうね」と対象を慈悲の心で包んで話を結ぶ方法です。あるいは、「まあ、そんなことが言えるほど私は偉くないですけどね」と謙遜してしめくくる方法もあります。悪口を言う人はみんな似た雰囲気を持っています。そんな人の仲間入りはしないほうがいいですよ。

◎早起きしたければ、朝やるべきことをつくる

自分のためでも、他人のためでも、朝やるべきことがある人は、早起きします。何もやることがないなら、どうぞゆっくり寝てください。

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