評価 (3点/5点満点)
「人生が詰む」:行き詰った状況に陥り、何となく先が見えてしまっている、そんな苦しい状態
この本は、現状や将来にモヤモヤとした閉塞感を覚え、「人生が詰むかもしれない」というときに、「人生を逆転するきっかけ」をつかむための本です。
『年収1億円思考』の著者、ファイナンシャルプランナーの江上治さんが、逆転のために今すぐできることから、報われる努力、タフな自分の作り方、目標地点を持って将来像を描く、現状の枠を外すことなど、図太さ・たくましさを持って人生を送るヒントが紹介されています。
巻末には、「思い出す・書く・振り返る」習慣をつけるための「行動記録表」のフォーマット、具体的な記載方法が掲載されており、これは自分の指針を定めることに役立つはずです。
【my pick-up】
◎確実に信用度に影響するこの分岐点
とくに若いうちは早めの出社。1時間くらい前には出社しているようにすることが、最も理想的のように思う。実際に損保会社にいたときはそうだった。できる人ほど朝が早く、そうでない人間に限って、ギリギリで出社する。しかもできる社員を見れば、早く来てつくった1時間の中で、昨日の仕事を振り返り、その日1日のスケジュールを立てているのである。だから段取りも非常にいいし、終業時間になると早々に仕事を終えられる。たった1時間の投資だけで、人生が行き詰らないための布石が打てるのである。考えようによっては、時間当たりの価値はものすごく高い。
◎時代や会社に振り回されたくないなら
大企業に属していても、独立志向を持って仕事をしている人は、時間を上手に使って、自分のためになる仕事をする時間をつくっている。たとえば朝早く出社して「会社のルーチンの仕事」を3時間で片づけてしまい、残りの時間を使って創造的な仕事をする・・・という具合である。そういう調子で仕事をしているから、忙しい会社にいても、この人はまったく残業することがない。就業後の時間を使ってたっぷり自分の勉強もしているし、外の人脈も大勢つくっているから、いつでも転職したり、あるいは独立することだってできる素地がある。
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