アホな上司はこう追い込め! (光文社ペーパーバックス) 価格:¥ 1,000(税込) 発売日:2009-04-24 |
評価 (3点/5点満点)
対米進出コンサルタント・長野慶太さんの”焚書”(ふんしょ=異端の書)シリーズで、『お客には絶対に謝るな!』『部下は育てるな!取り替えろ!!』に次ぐ第3弾の登場です。
ここで言う上司を追い込むとは、やりたい仕事をするために上司をうまく動かし、働かせることで、本書ではそれを実現するための具体的なテクニックが紹介されています。
長野さんが冒頭で、「年間10冊もビジネス書を読まない方は、本書はあと回しにされたほうがいい。」と言われているように、この本は応用編中の応用編です。仕事術の下地がない中で、安易にこれらの方法を使うと失敗する可能性があります。
しかし、ビジネス書をたくさん読んで仕事術の下地が出来ている方、日々の数多くの実践から仕事の本質を理解している方であれば、この本から新たな見方を学び取ることができます。長野さんの三井銀行勤務時代のアホ上司に関する経験談は読んでて感銘を受けましたし、タイトルは過激ですが、中身はしっかりとしていますよ。
・「根性主義上司」は「オープンクエスチョン」で追い込む
・「軟弱上司」には「客の目」「祝賀会」「報告頻度」でのしかかれ
・「ぶれる上司」は取っておいた「言質」で追い込む
・「前例がないと判断できない上司」は「データベース」で追い込む
・「重箱の隅上司」は「数字」で逃げ道をふさいでしまえ
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