会社の業績の9割は課長で決まる 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2011-10-15 |
評価 (2点/5点満点)
船井総合研究所シニアコンサルタントの杉原忠さんが、NLP(神経言語プログラミング)と、メンターの5つの手法(①ティーチング、②カウンセリング、③コーチング、④コンサルティング、⑤メンタリング)を使って、現在のマネジメントに必要な処方箋を示します。
プレーヤーとしての実績やのみ込みの早さ、やる気を評価されてマネジャーになっただけに、部下が「なぜできないのか」がわからない、「なぜモチベーションが上がらないのか」「なぜ自信がもてないのか」がわからない・・・。いま、多くのマネジャーが苦しんでいるのは、〝相手のことを考える視点〟が欠けてしまっているからだと著者は指摘します。
よって本書では特に、チームマネジメントや部下育成に悩む課長(プレイングマネジャー)向けに、〝相手のことを考える能力〟を磨くことをベースにしたマネジメントの方法を、具体的な事例を挙げながら解説している点が特徴です。
部下一人ひとりときちんと対峙し磨くことで、チームを成長させ戦力化しましょう。
【my pick-up】
◎普段から「励ます」ことも大切
何もしないということは、何もかかわらないということ。つまり、相手から見れば「無視された」に等しいのです。人間は、無視されるとひどく落ち込みます。モチベーションも著しく低下してしまいます。
部下に対して、とくに叱る部分も、褒める部分もない場合は、「励ます」ことが大切です。励ましの言葉には、「私はあなたをちゃんと見ていますよ」という温かいメッセージが隠されているのです。
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