評価 (3点/5点満点)
最近、「アクティブレスト」(積極的休息)という言葉をよく聞きますが、この本でも、365日動きながらでも心身ともに整った状態を保つための方法を紹介します。
休息こそが仕事のクオリティを支えてくれるという考えのもと、自分の能力を最大限に引き出すための休息法を著者・潮凪洋介さんが考案し、51のコツとして本書に掲載しています。
「走りながら休む」「ひとりの時間」「仕事場から飛び出す」「積極的現実逃避」「異性との接触」など、誰にでもできることだけを厳選しており、気軽に一つずつ実践できます。
【my pick-up】
◎仕事で結果を出すことほど、心と体が癒されることはない
疲れる本当の理由。それは「あなたの仕事がうまくいっていないから」である。仕事がうまくいっていれば、疲れることはない。仕事がうまくいっていない状態が、一番人を疲れさせる。こびりついたストレスと恐怖とマイナス思考、さらには自責の念で自分を自分で疲れさせる。
◎朝5時起きの仕事で自分を天才だと錯覚させる
早起きして「やるべきこと」を前倒しするという休息法。この休息法は最強と言える。すでに動き始めた自分をリスペクトする。「まだこんなに早い時刻なのに、今日やらなければいけないことの多くを、朝の短時間で自分はこなしてしまった」私が出会ってきた多くのできる人も、朝型人間である。
◎体を軽くするには運動するに限る
スポーツを通じて体を動かすメリットは大きい。一見、体が疲れるように思えるが、運動は心と体の疲労をきれいに取り去ってくれる。肉体疲労以外の疲労は、肉体を動かすことでも解消されるのだ。私の原稿は運動に支えられているといっても過言ではない。1キロも走ると、仕事の疲れはどこかに吹き飛んでしまう。とにかく、体が軽くなるのだ。血行が良くなることによる「疲労感の排除」。走り切った達成感。さらには爽快感。さまざまな恩恵が得られる。おまけに引き締まったウエストも手に入る。運動には驚くべき効果がある。疲れているときこそ、やってみる価値があるのだ。
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