評価 (3点/5点満点)
この本は、財布という極めて身近なツールを最大限に活用しながら、皆さんのお金に関わる哲学やルールを見直すひとつにきっかけになればという思いで作られています。
著者の亀田潤一郎さんは税理士として、これまで数多くの経営者たちのお金に対する考え方に接してきましたが、たくさん稼いでいる社長ほど、自分の財布の使い方に関するこだわりを数多く持っているそうです。
財布は長財布を使う、お札の向きは必ず下向きに揃える、財布にレシートや領収書は入れない、現金の支払いは必ずピン札で行う・・・など。
つまり、お金の扱い方に自分なりの哲学を持っており、自分のお金を自分でコントロールできているということ。そのセルフイメージが財布に如実に表われているのだと思います。
誤解を恐れずに言ってしまえば、長財布であっても、折り財布であっても、結局ただの財布であることに変わりありません。けれども、そこに意識を向け、希望を抱いた瞬間、何でもない小物が、人生を変える原動力となりうるのです。(P.140~141)
私も最近財布を買い換えましたが、これまでの二つ折りから長財布を初めて購入しました。ちなみに、本書に出合ったのは、長財布購入のあとです。長財布を積極的に活用して行動力を磨き、成果そして稼ぎを更に増やしたいと思っています。
【my pick-up】
◎財布を見れば収入がわかる!「年収200倍の法則」
「財布の購入価格×200」の数字が、ちょうど持ち主の年収を表してしまうのです。現在年収300万円の人が5万円の財布を使っていると、今後その人の年収は1000万円に向けて伸びていく。一方、年収2000万円の人が3万円の財布を使っていたとしたら、その人の年収は、3万円の財布に見合った年収に落ちていってしまう可能性がある。財布の変え時は人生の変え時。「5万円の財布に変えたから年収1000万円になるかもしれない」最初はそんな気持ちを抱くところからで十分です。感情ベースであっても、そういった意識が生まれた瞬間から、それにふさわしい自分になるための行動をとるようになります。男性は肌身離さず持ち歩く「実用品」として購入するので、この法則がより当てはまりやすい傾向があります。
◎稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?
ピン札(新品のお札)が入ってきたら、それをそのままキープできる形になっている。無闇に折り曲げられることがありません。また、二つ折りの財布をズボンの尻ポケットに入れる男性は多いですが、長財布は尻ポケットに入れたままだと座りにくい。だから、お金が「尻に敷かれる」ことがなくなります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます