厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2023年127冊目 『Go Out 飛び出す人だけが成功する時代』、周りと合わせない人のほうがイノベーションを生み出す

2023-04-23 15:53:56 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

現在の自分の慣れ親しんだ世界(コンフォートゾーン)からゴーアウト(外に向かって出て行くこと)する。

そうすると思いもよらない「何か(イノベーション=新結合)」が生まれ、自分のキャリアが広がっていく。

 

それが、これからの不確実で変化の激しい社会を生き抜くための唯一の方法だと、本書は言います。

 

「時代は変わりました。変なことをする、合わせない、空気を読めない人のほうが結果を出し、評価されているように思います。ゴーアウトするとは、そういうことなのです。」(P100)

 

T型(深化と探索)人材が推奨されて久しいのに、いまだにT型人材がごくわずかしかいないという現実に対し、ゴーアウトという考え方とその具体的な方法を提示します。

 

【my pick-up】

◎「忙しい」は自分の可能性をつぶす魔の言葉

忙しいと口にする人は、自分をどのように規定しているのでしょうか。「自分は今、誰かに命じられてやらなければならないことがたくさんあり、自分の思いどおりの人生を送っていません」

一方、忙しいと言わない人は、自分を次のように規定します。「自分は今、やることがたくさんありますが、それは自分がやりたかったことをやっているので、とても充実しています」

どちらも自分を規定していますが、自らの時間の使い方に主体性があるかないかの違いが表れています。ここで私が言いたいのは、誰かが定めてなんとなく従っている規定からは、ゴーアウトしたほうがよいということです。

◎T型人材で「世界一」を目指す

現在の日本企業が殻を破れないひとつの要因として、私は「前年対比」を指標にする発想があると考えています。過去の自社と比較してアップしたとしても、それで世界のなかでの立ち位置がわかるのでしょうか。立ち位置がわからず、生き抜いていけるのでしょうか。そして、なんとなくこじんまりとまとまっている状態が、本当に自分や自分の会社がやりたいことなのでしょうか。

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2023年126冊目 『生涯現役宣言』は、死ぬまで稼ぎ続ける人が増えれば少子高齢化社会に対抗できる

2023-04-23 15:38:12 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

少子高齢化、生産年齢人口の減少、国際競争力の低下に直面している日本の再生策は何でしょうか。

・いつまでも肉体と精神が若々しい「生涯現役」の中高年男性を一人でも多く増やすこと。

・定年制の見直しをはじめとする「オス」たちがいつまでも活躍できる社会づくり。

 

この本では、生涯現役を実現するためのさまざまなアイデアとアプローチを紹介します。

本書で言う生涯現役の男とは、定年など気にせず、気力体力を可能な限り若々しく保ち、死ぬまで稼ぎ続けるオスのことを指します。

 

生涯現役の男は、自分でリスクを取り、自分で決断して、自分で稼ぎ続ける人です。

そんな自分の中にエンジンを持つ自走する人が増えれば、社会も大きく前進するでしょう。

 

【my pick-up】

◎定年制が社会の安定インフラだった時代はもうとっくに終わった

重要になるのが、定年という年齢制限をなくすと同時に、企業側に従業員をいつでも解雇できる権利を与えることです。日本のように「年齢」を基準に退職させるのではなく、あくまでも「能力」を基準にして、退職させるべきかどうか決められるようにならなければいけません。

今の日本では非正規雇用がこんなにも増えてしまったわけだし、正社員と非正規との間で深刻な賃金格差が生まれてしまったのです。たとえ正社員として採用しても、報酬に見合うだけの働きができない場合はいつでも解雇できるというルールが国民の間に広く浸透し、多くの国民が受け入れるようになれば、日本経済はより活性化すると思います。

たとえ自分が定年退職になったとしても、その段階でビジネスマンという肩書きを捨てずに、別の職場に再就職して働き続ければいいだけの話です。もし、再就職するのが難しければ、自分で起業するのもいい。あるいはとりあえず、アルバイトをするのもいいと思います。とにかく「死ぬまで稼ぎ続ける」という気概を持ち、生涯現役でいることに誇りをもって働き続けることが、生涯現役の男である条件です。

◎将来のために貯めるのではなく、将来のために使う

月3万円貯める代わりに、月3万円を自分のために投資したほうがいいと思います。英会話を学ぶのでもいいし、プログラミングを学ぶのでもいい。何かの資格の勉強を始めるのもいい。なにかしら自分にプラスになることなら、なんでもいいのです。資格を取ったり技能を身につけたりすれば、将来的にもっと稼げる自分になれます。毎月3万円を節約して10年後に360万円の資産を持つより、毎月3万円を自己投資して、10年後に年収2000万円稼げる自分になっていれば、その後の人生は大きく変わります。

◎生命保険は死亡保障より医療保険を重視

先進医療を何度でも無制限に受けられる手厚い医療保険に入っています。自分が死んだときの保険(=死亡保険)より、自分が死なないための保険(=医療保険)を重視することにしたのです。

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