評価 (3点/5点満点)
会社や組織に頼らない「インディペンデントな働き方」を実現する。それがこの本のテーマです。
それを実現するには、サラリーマンの呪縛から解き放たれなければなりません。
口うるさい上司、話を聞かない部下、嫌味な同僚、面倒な取引先など、会社で頭を悩ませ、心を苦しめてきたことのすべてが、辞めた瞬間に、まるで憑き物が落ちるかのように「どうでもいいもの」になるのです。私たちは会社を辞めた瞬間に「どうでもいい」と思えてしまうもののために、日々ストレスを抱えたり、自分を犠牲にしたりしているかもしれません。
サラリーマンの呪縛を解き放つ7つの人生戦略
1.あなたは100歳まで生きる
2.好きなことファーストで考える
3.サラリーマン根性からの脱却
4.収入源を2つ以上もつ
5.自分の力で稼ぐ
6.オールドタイプに成り下がるな
7.ドリームキラーに負けない
人生100年時代では、誰もがどこかで独立して働くことを経験することになります。私たちは学校を卒業して社会に出たように、いずれ会社勤めも卒業し、自力で生きていくことになるのです。
そういう意味では、まだ時間が膨大にあります。この時間を使えば何でもできるはずです。
人生のやり直しさえ不可能ではありません。「人生の第2創業」と、ポジティブにとらえましょう。
【my pick-up】
◎「多読」のすすめ&エリートにはなぜ「読書家」が多いのか
私は1か月あたり30冊以上の本に目を通しています。この生活はもう、20年近く続いています。私は、起業に必要な知識を「本から得よう」と決意しました。とにかく、本という本を手当たり次第読みました。独立してからもなお、私の読書のペースは落ちていません。むしろ経営者として生きている現在のほうが、本から得る学びや気づきの量が多くなっていると感じます。立場が上になればなるほど、「人から教えてもらう機会」が減ってしまうからです。自分から新しい知識を取りにいく姿勢が重要なのです。
ビジネスエリートが読書を通じて得ているもの。それは「知識」そのものではなく、「思考のきっかけ」です。読書の量が増えれば増えるほど、ある一定のパターンが見えてきます。読書の量を増やすと、世の中の「原理原則」が見えてきます。