最高齢プロフェッショナルの教え 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2010-12-17 |
評価 (3点/5点満点)
103歳声楽家、96歳喫茶店店主、93歳スキーヤー、91歳漫画家、90歳DJ・・・
本書では、各界において現役で活躍されている15人の最高齢達人を取材し、仕事に対する考え方、仕事の壁の乗り越え方、職業選択の仕方などが語られています。
厳しくも温かい言葉ばかり。もっと長く広い目で見れば、前向きに希望を持って仕事に取り組める、そんなことに気づかされる1冊です。
【my pick-up】
◎教えることより褒めること(現役最高齢88歳パイロット・高橋淳氏)
僕が心がけているのは、教えることより褒めること。生徒さんたちに、やる気になってもらうということね。
僕が教官についたら、レッスン時間の6~7割は褒めて、教えるのは3~4割。お世辞でもいいから褒める。そうやって楽しみながら学んでもらうことが大切なんです。どの仕事もそうだと思いますが。
だからいい教官というのは、性格がよくなかったら務まりません。
◎この人ダメ、なんて思っていたら、使える人材はゼロになる(現役最高齢84歳杜氏・継枝邑一氏)
酒は個人ではなく、チームワークで造るものです。だから杜氏の仕事には人をうまく使うことが要求されます。
人間は完璧ではありませんから、この人はダメ、この人もダメ、などと思っていたら使える人材はゼロになる。逆に楽しく働かせることができればいい人材が集まりますし、能率よく仕事ができます。
厳しくああしろ、こうしろと言ってもそれだけでは人は動きません。