goo blog サービス終了のお知らせ 

そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

海が見たい・・・

2015年07月31日 | 6~8月の草木
駅の近くの植え込みに、浜木綿が咲いていました。

タネがこぼれて生えてくるというものではないので
誰かが持ってきて植えたのでしょう。

以前に私が住んでいた団地でも、夏になると毎年楽しませてくれました。

たった一株、ちょっと寂しそうです。

住んでいた花屋さんが引っ越すときに、もう要らないのだけど、捨てるのはかわいそうだからと植えて行ったのだと聞きました。

浜木綿は海辺の花・・・と私は勝手にイメージしています。
そんな絵を見たことがあるからでしょうか・・・海の青と浜木綿の白が、印象に残っています。

海辺の街に育った私は、生きているうちにもう一度、ゆっくりと波の音が聞きたいとずっと思っています。
でも、今の時代、打ち寄せる波の音を聞ける海岸なんて、めったになくなってしまいました。
海の見える場所はあってもね。

しかたがないので、娘がくれた波の音のCDを毎晩聞いています。
波の音を聞きながら、海岸を想像しながら眠るのも、なかなか良いものですよ

ネジバナはおもしろい♪

2015年07月06日 | 6~8月の草木
そろそろ終わりに近くなりましたが、草むらではまだネジバナが咲いています。
ネジバナはラン科なので、小さな花をよくよく見れば、こんな込み入った形をしています。


普通は、茎の周りをクルクルと回りながら、花をつけますよね。
だからネジバナという名前が付いたのだと思います。

最初の写真では、たまたま右巻きと左巻きが、くっついて生えていたので、こんなおもしろいことになりました。


時々こんなのもあります。

ひたすら真っ直ぐに伸びています。
ネジバナはねじれて咲くので、この名前がついたのでしょうに、こんなに真っ直ぐなのは・・・これは、へそ曲がりなのかも?
真っ直ぐな方が、ヘソ曲がりって言うのも変ですけどネ


他にもレアケースで、白い花をつけるのがたまにあります。

なかなかないですが、とても綺麗です!

この写真、数年前のものですが、それ以来再び見ていないので、やっぱりレアケースなんだと思いますが、いかがでしょう?




にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ





ネムノキ見つけたよ

2015年06月23日 | 6~8月の草木
私が新しく住んだ所から少し歩いてみました。
そして見つけた、大好きなネムノキ!!

マメ科なんですが、この花のどこがマメ科なの? と言いたくなりますね。
でも、実が出来るとサヤに入っていて、いかにもマメ科そのものの形です。
この花の形から、莢に入ったお豆のような実を想像するのも難しいですけどね。

それはそうと、
よく似た葉っぱの「オジギソウ」も仲間ですが、ネムノキは葉っぱに触ってみてもおじぎをしません。
つまらないです
どうしてなのでしょうね?


枝が重くないかと思うほど、たくさんの花が付いていました。
心行くまで楽しんで、さて帰りましょうと思って道を戻りかけると、足元で何かに呼ばれた気がしました。
声や音がしたわけではありません。気配なんです!!

で、しゃがんで見ると・・・・

珍しいことに、葉っぱの陰からこちらを向いているバッタと目が合いました。

どういうわけだか、たいていの時、バッタはむこう向きに止まっていることが多いのですよ。
こんなふうに、こちらを向いてたもので気配を感じたのかも??

巾の狭い葉っぱに止まってるので、長い脚がはみだしていました。
直角に折り曲げてますね。

近づいても逃げもせず、長い時間このままの体制で止まっていました。
しんどくなかったのでしょうか?



☆例のカモさんですが、毎日水泳の授業があると、さすがにいやなのか、昨日も今日も姿を見せませんでした。
とっても残念です。
でも、しばらく様子を見ているつもりですので、またやってきたら様子をお知らせしますネ。




にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ




クチナシの香りにつつまれて

2015年06月16日 | 6~8月の草木
クチナシが好きだといったあなた。今もお元気でしょうか?

何十年もの人生の中で、一番信頼し、尊敬してきたあなたです。
今もそれは変りません。

70歳になったとき「私の予定の人生はここまでなので、あとはどなたともお付き合いせずに、静かに暮らしたいと思います。勝手をお許しください」という年賀状をくれましたね。

大きな会社の営業マンとして、世界を駆け巡っていたあなただったけれど、
『徒然草』を深く読み込まれて、インドへ行ったりもする中で、何かを感じていかれたのでしょうね。
世捨て人、というのとはまた違うと思いますが、それに似た暮らしを選んで、今は何処にいらっしゃるのでしょう・・・

いつも、あなたをお手本にして生きてきた私ですが、いくつになっても、遠く及ばない人だと感じます。

クチナシの香る季節には、それをいっそう強く感じるのです。
今年もまた、静かな雨の中で。


かなり以前にも、この人のことを静かに忍びながら、こんなブログの記事を書いたことがありましたこちらです



            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

カモさんは、今日の一人で雨にぬれながら、プールを泳いでいます。
雛が産まれて少し大きくなったら、つれてきてくれるとうれしいのですが、無理でしょうか?

今年も咲きましたよ

2015年04月22日 | 6~8月の草木
小さな空色のお花、ノハラムラサキです。
キュウリグサよりは大きいけれど、、うっかりしていると見逃します。
でもね、咲いている場所を知っているので、私にはすぐに見つかりました!!

私の指先と、大きさを比べて下さい。

かわいらしい花なので、ちょっと大きくしてみますね。

そうそうワスレナグサの仲間ですよね



にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ




ネコジャラシの大きさ比べ!

2014年08月22日 | 6~8月の草木
夏の初めから終わりまで、あちこちにがんばって風に揺れているネコジャラシ(エノコログサ)。

ふと見つけた大きな穂先、ビックリしました!

普通に見かける中の大きいものと、小さいものを比べて見ました。


このでっかいのは、たぶんオオエノコロという種類です。
図鑑によれば、アワとの雑種ではないかと書いてありました。
背も高く、穂の部分が枝分かれしています。

これがいっぱい茂っている場所が、近くにあるんです。

初秋の風にゆれている様子は、見事でした。


今日は大きさ比べだけですが、この続きは、ここにやって来るカメムシの様子をご紹介します。
カメムシは、種類によりますがエノコログサが大好きの様子です。


では、またね。



にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

ツユクサいろいろ 夏楽し♪

2014年08月06日 | 6~8月の草木
お待たせしました!
今年も咲きましたよ~オオボウシバナ

タネを蒔くのが少し遅れたので、今頃になってしまいました。
でも、フリルひらひらの大きな花が、朝の風に揺れています。

以前の写真ですが、普通の野生のツユクサと、大きさ比べをしてみたことがあります。

やっぱり大きいですネ~~

花の色が今年のものと違いますが、土の酸性度の違いでしょうか?
それとも光のせい?

時々ですが、こんなイレギュラーもあります(花びらが三枚も!)



他の種類で、今年はタネを蒔きませんでしたが、こんなのもあります。

メガネツユクサです。


そして、これはおなじみかと思いますが

ギンスジツユクサ
葉っぱや花を包む苞に白い筋が入っています。
とても涼しげです。

このギンスジツユクサというのは、どういうわけか花びらの形が少し違うんです。
てっぺんがややとんがっていて、三角形のような形をしているのです。
そして、タネもとても小さいです。

タネが一番大きいのは、もちろんオオボウシバナです!





にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

↑ ここをクリックすると、自然観察をテーマにしたブログの集まりのページに飛びます。
お気に召すブログが見つかるかも?

ツメクサのタネ

2014年07月24日 | 6~8月の草木
かなり以前にも書いたことがありますので、覚えておられる方もいらっしゃるでしょう。

ツメクサの花も、そろそろ終わりです。
もうほとんどが上の写真のような姿になっていますね。

このように、花が下を向いて茶色くなっているのは、受粉を終えた花です。
ということは・・・この中にはタネが出来ているのでしょうか?

ちょっと失礼して摘み取ってみました。

そして開いて見ると、

有りました、ありました!
ツメクサはマメ科ですから、いかにもマメ科らしいタネが。

これがもっと熟すと、タネは可愛いハート形になります。
以前の写真ですが、

1ミリくらいの小さなタネですが、ツメクサはすごくたくさん生えていますから発芽率がいいのでしょうね




にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ


木に咲く花たち

2014年06月26日 | 6~8月の草木
どの写真も少し季節に遅れています、、、、ごめんなさいです。

でもまあ、せっかくだから見てくださいね。

上の写真は、ナンテンです。
ナンテンって、赤い実がなると目に付きますが、花はあまり見る機会がありません。
毎年、思い立って見に行っては「あれ、終わっちゃってる」となってました。

今年こそ!と早くから決心してました。
でも、見てみるとあまりぱっとしません。
これでは毎年見逃すはずですネ。


そして、これはクスノキです。

春に落ち葉を散らせて「春落ち葉」という季語になるので、落ち葉の方は目に付きます。
お掃除もしなくちゃならないですからね。

その後、若葉が伸びて花が咲いても、案外「おお、クスノキの花が咲いてる!」とはなりません。
気の毒なことです・・・
それもそのはず、こんないたって地味な花でした。

それも高い所に咲いているので、なかなか見えないし、写すのも苦労です。
一枝折り取ってしまいました、、、、


最後はちょっと華やかに!!

そうです、梅雨空に咲くネムの花です。

少し大きな写真を。

これがマメ科であるといわれても、ちょっと信じがたいですね。
でも、夜になると葉っぱは閉じるし、秋になると、鞘に入った豆が実りますから、まさにマメ科です。
細く伸びているのは、大方がおしべだとか。

美智子皇后さま作詞の「ねむの木の子守唄」はご存知でしょうか?

こちらで聞けますが、ちょっとイメージが違うような気もして、残念です。

皇后さまのご実家にもねむの木があったようで、子供の頃から親しんでこられたのでしょうね。

私も子供の頃に、めったに一緒に出かけることの無かった父に手を引かれて、城跡で見た懐かしい花なのです。

< 想い出は 夕闇せまる城跡に父と見上げたネムノキの花 >







にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ

白い花をさがして

2014年06月06日 | 6~8月の草木
すっかり梅雨めいた空模様です。

白い花といえば、いま真っ盛りのドクダミが、まず思い浮かびます

他にも白い花があるでしょうからと思い、探してみたら、こんな花がありました。

上の写真はシロバナイモカタバミです。
イモカタバミの仲間ですが、あまり見かけません。
私は初めて見ました。

南アメリカの原産で、第2時世界大戦後に入ってきたそうです。
これを見つけたのは、老人ホームの庭園でした。
栽培しているようで、ひとかたまりが咲き競っていました。とても綺麗でした。



これはカワラナデシコです。

紅がかったピンクの花もあります。


昔はどこにでもあったのですが、この花が好む環境がどんどん少なくなってしまい、今では県によっては絶滅危惧種に指定されています。
大阪はまだ大丈夫のようですが、それでも、めったに見かけません。

これを見つけたところも、あまり環境は良くないので、来年また咲くかどうか心配です。


もう一つ、これは珍しくないですが、ヤマボウシです。
まだ咲き残っていました。

花の中にセマダラコガネが入り込んでいました。名前を間違えていました。
さっそくご指摘のメールを頂、感謝して訂正させていただきます。
セマダラコガネ→ヒメマルカツオブシムシでした。

真ん中の丸い部分が実になります。
赤くなるとおいしいですよ!




にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ