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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

アクシデントからの回復

2023年02月10日 | どんぐり屋のつぶやき
2018年5月26日、朝日新聞朝刊を開いて、私は呆然としました。
かなり大きな文字の見出しに、目が釘付け!
そこには
暴力や暴言で脳は変形する
という、小児精神科医、友田明美さんの談話が・・・

研究の結果で判明したそうですが、家庭内暴力や幼児期の虐待などで、子供の脳は傷つき変形するというのです。特に言葉の暴力は身体的な暴力より脳へのダメージがはるかに大きい、とも。

我が子の幼い日に、故あって虐待もどきの行為をしたり、ひどい言葉を投げかけていた私は、この記事に激しく落ち込み、苦しくなり、涙が流れました。

でも、次のページの見出しの大きな文字に、ほっと救われました。

>「親が変れば子どももかわります
不適切な親の言動で、言ってみれば子どもの脳が怪我をしてしまうのですが、トラウマの治療や、安定した環境や愛着の再形成があれば、回復するとのこと。
これを読んで、ほっとしました。

昔、子どもが大学生の頃に、その頃はもう普通の親子関係を取り戻していたのですが、大きな体の子どもが膝に乗ってくると言う時期がありました。
ああ、きっとこの子は親の膝の暖かさをいま取り戻そうとしているのだと感じて、毎日降りていくまで膝に乗せていました。家族は「みっともない!」と嫌がりましたし、私はとても重かったですけれど。
いつか乗ってこなくなったので、きっと満足したのだと思います。

上記の新聞記事を読んで、この膝に乗せていた時期は、やっぱり子どもにとって必要な時間だったのだと、実感しました。家族に呆れられながらも、じっと我慢した甲斐があったようです。


この件で、もっと詳しくお知りになりたい方は『子どもの脳を傷つける親たち』(NHK出版新書)をおすすめします。

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写真は、息子の勤務先の池の防鳥ネットに引っかかって助け出されたものの、まだ心ここにあらず呆然としている様子のカワセミです。 
カワセミが手の平に乗っているという珍しいショット!
このあとしばらくして、やがて飛び去ったそうです。よかったでした。








立春も過ぎ

2023年02月05日 | どんぐり屋のつぶやき
日没の時間が遅くなり、久しぶりに晴れた今日など、陽射しの強くなっていることに驚かされます。
まだまだ、雪の舞う日もあるでしょうが、やっぱり季節は動いていますね。
冬眠から目覚めたクマさんが、撃ち殺されたりしないと良いのですが・・・

ところで「立春」という文字は、大きく書いて半分に折って見ても、紙を裏返して見てみても、同じように見える不思議な文字です。立春大吉という文字も同じく!
誰が考えたのやら?

立春には甘酒がつきものでしたが、恵方巻を考え出した寿司屋さんたちのように大きなメーカーがないのか、昨日のスーパーに甘酒の姿は無く、ひなあらればかりが並んでいました。

カレンダーを見ても、これからの節気の言葉は
雨水(うすい)・啓蟄(けいちつ)・春分・清明(せいめい)・穀雨と、生物が動き出したくなるような言葉が続きますね。
見ているだけで元気が出てきます♪


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写真は、大阪ではそろそろ出番が無くなってくる氷関係で、凍露(とおろ)の周囲に霜がくっついた姿です。
枚方で撮しました。全体で一センチ足らずです。
引っ越してからは見ませんねえ~

寒いけど、もうすぐ立春♪

2023年01月30日 | どんぐり屋のつぶやき
毎年今頃になると思い出す卵のお話し。

何度も書いているので、覚えていらっしゃる方もいてはるかも?(ちょっと恥ずかしい・・・コソコソ)
父親がどこかで仕入れてきた知識で、立春に卵が立つというお話し。

「立春の日に、こうやって辛抱強く卵を立てていると、手を放しても立つんだぞ!」と父。
頭から信じている幼い私の目はキラキラ!

かなりの時間をかけて、「もうええやろ」と父が手を放すと、どうでしょう、卵が立っていました。私はきっと、手をたたいて喜んだことでしょう
テレビもスマホも無い時代、結構楽しかっただろうと想います。

ふふふ、成長してから知ったのですが、別に立春でなくても時間を掛ければ立つのですよ、実は。卵の面積の広い側を下にして立てるのと、立つようになった卵は、ハンカチやペパータオルのようなツルツルしていない物の上に立たせるのがコツです。

物理的に考えると、そうでしょう?
じっと立てていると、白身も黄身も下の方に落ち着いて、下のほうが重くなるのですから。

じっと持っているのが面倒な場合は、お湯のみなどにそっと立てて置いてもOKです。

母親になってからは、子供たちに見せたりしてよろこんでました。

そして懐かしいので、一人で立てて見ることも時々・・・・


季節外れの話題ですが・・・

2023年01月22日 | どんぐり屋のつぶやき
北の地方では寒いときにも「雪おこし」等の名前の雷さまが鳴るようですね?
私の住んでいる大阪は、そんな事はめったにありません。
なので、雷の話題は「季節外れ」です。

だけど、ふと思いだしたので、忘れないうちに書いておこうと思ったのです。
寄る年波で忘れっぽくなってますので

もうずっと前、まだ中学生くらいだった頃の夏休みのある日。
昼ご飯が済んですぐでした。
良く晴れた日で、ひどく暑いので冷蔵庫から氷を持ち出してお皿に入れて、舐めながら数学の難しい問題に頭を悩ませていたときでした。

ドンガラガッチャ~ン!!
何事かは解りませんが、ものすごい音がしました。

ものすごくビックリして、横にいた母に思わずすがりつきました(よい年をしてと笑わないで!)
母も驚いた様子でしたが、さすがにいつも落ち着いて居る人なので「まあ! 雷さんやね」と。

しばし呆然としましたが、何となく納得。
でも、ゴロゴロ言ってるわけでもなく、近くに大きな雲の姿もなく。

何の都合かわかりませんが、たぶん遠くにいたはずの雷さまが、我が家の近くの電柱に心引かれて、近寄ったとたんに足を踏み外されたようです。

その時に思ったのですが
「青天の霹靂(せいてんのへきれき)」とは、このことなのね!
学校で習いはしましたが、それまでなんとも思ったことが無かった言葉ですが、強烈に実感しました。

辞典には >「青天の霹靂」は思いもよらない出来事に驚くという意味のことわざ。《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》
とあります。
古い時代の中国にも、きっと驚かされた人がいたのでしょう。
(ちなみに「晴天」と書くのは誤りとのことです)

長生きしたので、色々とビックリしたことはありますが、この雷さまくらい驚かされたことは他にに有りません。
そして、こんな出来事にもそれ以後、出会ったことはありません。
私の長い人生の中での一番のビックリでした。


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写真は、枚方に住んでいた頃に見ることが出来た、雪の結晶です。 彼の地では、時々こんなのが舞い降りてきました
。懐かしい思い出です。

Twitter復活

2023年01月10日 | どんぐり屋のつぶやき
Twitter社の対応がアタマにきたので修復は諦めて、子供たちのすすめで、新規に以前とまったく同じ形のアカウントを作りました。
写真もまったく同じですので、よろしくお願いします。
森のどんぐり屋で検索していただければ、入れます。

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写真は枚方で写した、枯れ葉についた霜です。
この頃はしゃがみ込むことが出来ました。
寒さも平気だった若い日が懐かしいです、、、



時には 割り切ることも大事かと

2023年01月09日 | どんぐり屋のつぶやき
七草がゆもいただいて、日脚もほんの少し長くなり、ちょっと春が近づいたかな?
昔の人は「冬至十日たてば アホでもわかる」と言ったとか? 
子供の頃に母が毎年言っていたので覚えています(笑)

それはさておき

生きているといろんな事があって、なかなか思うようにはいなないもの。
それでも、何とかしたいと頑張って疲労困憊ヨレヨレになったり、「あんな事さえ起きなかったら、こんな事には・・・」
と、事の巡りあわせを悔しがったり・・・

そんなことの多い私が、あるとき目にした本に、こんなことが書いて有りました。

>私たちが生きていく過程では、例えば、
 「物事なんてどうしようもないこともある。
 もののハズミということもある。それが人生というものだ」とういう開き直り、
 あるいは「くよくよしたってしかたが無い。こうするしかないのだ」と断念し、
 決断することなど が必要な場合があるのです。
 そうしないと、そこで永久に立ち止まって、次のステップが踏み出せない。
                (『人はなぜ 心を病むか』吉田脩二・高文研)

 その時は、まるで私のために書かれているような気がしました。

 そいうい割り切りというか、思い開きが出来ないで気持ちを引きずっていると、
鬱になったりノイローゼになったりするのかも知れないです。

 以前に、ちょっとした失敗で会社をクビになり、娘が家出同然に我が家を出て行き、可愛がっていたペットが急死する、ということが同時に起きて鬱病になった経験があるので、とてもとても実感できました。

 そんな時、いままでとまったく変らず接してくれた家族には、感謝しかありませんでした。
へんに気を使われたり、励まされたりしていたら、事態は長引いていたかもです。

半年ほどで元気を取り戻し、当時できたばかりの「回転寿司」を食べに行こうということになりました。
それまで、食欲がなかったのにたくさん食べれて、いっしょに行った息子が「良かったねえ~」と嬉しそうに言ってくれたのも幸せな記憶です。


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写真は春に咲くホトケノザを、たまたま反対向きにしてみたら、まるでウサギの顔のようだった! という懐かしい一枚です♪ 今年はウサギ年なので!

 




今年もボチボチまいります

2023年01月04日 | どんぐり屋のつぶやき
三が日もあっという間で、今日からはまた平常の生活が始まりますね。
春には83歳、本人に自覚無く、ついついまだまだ若いつもりで、何でも出来るつもりでいますけど、実はそんな事はなくて「あっ、しまった」ということが多々あります。
自覚して、安全に過したいです!

今年の目標
 マザー・テレサの言葉です。
 「私たちは、大きなことは出来ません。
  ただ、小さなことを大きな愛でするだけです」

そして思うのです。
 「微力でも無力じゃ無い。 微力を全力で」と。

皆さまも、どうか安全にそして小さな幸せを大切に、よき年をお送りくださいネ


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写真は、雪が積もったときに消え残って出来た、幸せ氷!


☆ Twitterもご覧くださっている方々へ
  年末より、何故かアカウントが凍結されて、今だ回復していません。
  いろいろ。問い合わせ、異議申し立てなど試みているのですが。
  うまくいかない場合は、新しいアカウントをと思っています。
  その時はまた、ここでお知らせいたしますので、しばしお待ち下さいm(_ _)m

今年もあと一日

2022年12月30日 | どんぐり屋のつぶやき
色々と騒がしいことの多い一年でしたが、ようやくあと一日で暮れていきます。

毎年一年を振り替えって、自分なりの10大ニュースを記録するようにしているのですが、今年のトップニュースは、なんと言っても例の少年と、いっそう仲良しになれたことです。

障害児のお世話にたずさわっている友人は「グレーゾーンなのかも?」と言います。
(「グレーゾーン」とは正式な名称ではなく、「発達障害の傾向があること」を表す一般用語です。)
例えば、外に居るときに誰か(おもに大人)と言葉を交わせない。気に入らないことがあると相手や物に当たり散らす(自転車でこけて痛い思いをしたときに、自転車を蹴飛ばしたり殴ったりする)、何か困っている時でも近くに居る人に助けを求められない(怪我をしても、だまってじっと立っている)・・・等々。

外に居るとき、彼は首を縦に振るか横に振るか しかしないので、それで返事ができるように言葉を選んで話します。
部屋の中に入ると、まあまあ普通に会話が出来ます。
楽しいようで、入って遊びたがるのですが、凄く動き回って私はしんどいので、入らないように警戒(?)しています
それでも、うまくすり抜けて入ると、かくれんぼうなんかをしようというので大変!!
お婆ちゃんはヨレヨレ・・・

とまあ、そんな案配ですが、毎朝手を振って6年、やっとお友だちとして認めてくれたようです。最近は自分から先に手を振ってくれることも多くなりました。

このあいだ、彼のお友だちに「○○さんのお祖母ちゃんやねん」と紹介してくれたときは、大感激でした。

障害児と接触のある友人に言わせると「なかなか心を開いてくれないタイプの子と、よくここまで仲良くなれたね~~立派だよ!」と誉めてくれます。
私が時間がある年代だったことと、こんな見守り方があると教えてくれた、心の温まるマンガ『夜廻り猫』(深谷かほる 講談社)に出会えた事が、彼と私にとっての大きなな幸せでした。

両親ではない近所の人が、何だか解らないけど自分のことを大事に思ってくれている・・・まだ三年生ですから、いずれは忘れるかも知れないけれど、いま、ほんの少しでもうれしいのだとしたら、私もとてもうれしい

そして、そんな私の思いを、ご両親が解ってくださっているらしいことが伝わってきた、先日のクリスマスプレゼント、もったいないくらいに感じて心から嬉しかったのです!


そして今年も、つたないこのブログを支えてくださいました方々に、心からのお礼を申しあげます。どうぞ良いお年をお迎えになりますように・・・

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写真は、枚方で住まいの裏藪に、毎年実をつけていたサルトリイバラです。